2007年発売
DIY精神で楽曲を生み制作するNY出身の3ピースのデビュー・アルバム。ポスト・オルタナティヴ的なサウンドは、繊細さと熱っぽさが同居したギター・サウンドで豊かなメロディ世界を構築していく。取り囲む空気感も込みで聴きたい深みがそこにはある。
一度聴いたら忘れられないはず。サンフランシスコ生まれ、パレスチナ/アラブの血流れるラッパーの2006年作。ソウルフルな曲、音楽的なサウンド、2パックを思い起こさせる大きな悲しみ秘めたラフ&タフな声/フロウ……発される強き意志、メッセージは深く心に突き刺さる!
イギリスはウェールズ出身の4人組による2作目。ソリッドなビートを弾き出し、ピュア・ギター・オリエンテッド・サウンドによる楽曲は、オルタナティヴからパンクに至るまで、さまざまな要素を経由してアグレッシヴかつシンプルなスタイルへと導く。
女性歌ものによるハウス・コンピレーション。Stephanie Cookeの淡いヴォーカルが含みある甘さを醸し出し、Joi Cardwellがラテン風の疾走感の中で密やかな憂いをメロディに溶かしていくなど、1曲ずつでもアルバム全体でも楽しめる味わい深さがある。
Erina(vo)、Yoshinobu Sugimoto(b)によるユニットの両A面デビュー・シングル。ロック・サウンドとクラブ・ミュージックを融合させたアッパー・チューン「ファーストカラー」、ハスキーで切ないヴォーカルが印象的なミディアム・バラード「Last Letter」を収録。
エリック・クラプトン、グリーン・デイ、バックストリート・ボーイズといった人気洋楽アーティストの楽曲を、トランス・アレンジで聴かせる企画盤。トランスへの入門編としてもうってつけの一枚だ。
『スパイダーマン』『X-MEN』『HULK』『デアデビル』といったアメリカン・コミックの映画化作品のサウンドトラックを、トランス仕様でアレンジ。大人も子どもも楽しめるコンピレーションとなっている。
フロリダはジャクソンヴィルを本拠に活躍するJJグレイ&モフロの通算3作目。サザン・ロックというよりは、スワンプな香りが強いルーツ・ロックを聴かせる。ギターの音色が太くて土臭いが、全体にあっさりしているのは時代性だろうか。掘り出しもの的一品。★
19歳とは思えないヴォーカルの深みを聴かせる宮川愛のサード・シングル。前2作とはうってかわった、初挑戦のバラード・ナンバーには、もともとの彼女のルーツを形作ったR&Bやソウルなどの質感がミックスされ、聴きごたえ十分なラブ・ソングができあがった。