2008年1月30日発売
プレートルが83歳という高齢で挑む、2008年ウィーンでのニューイヤー・コンサートの模様を収録。プレートル自身も、フランス人指揮者としても初のニューイヤー・コンサートとなり、またニューイヤー・コンサート史上最高齢の指揮者となった。
スーパー・プロデューサーとして君臨するティンバランドのソロ・アルバム。数々の大物アーティストからプロデュースのオファーが殺到する人気者が、その独創性を存分に発揮した一枚だ。
ジャズ・レジェンドと飛ぶ鳥の勢いのジャズ娘による、昨年9月のブルーノート東京でのライヴ録音。あうんの呼吸で繰り広げられる2台のピアノによる即興演奏が、こんなにもスリリングでエキサイティングだとは! 淀みなく紡ぎだされる音の情景に心奪われる。
ラッパー、仁井山征弘のべスト・アルバム。NHK『みんなのうた』に起用されたルー大柴との共演作「MOTTAINAI」や北海道でブレイクした「ジンギスカン」など、話題をさらったナンバーが楽しめる。
約30年ぶりに復活したTVアニメ『ヤッターマン』のエンディング・テーマに起用された2008年第1弾シングルは、失恋の経験をしっかりと受け止め、新しい未来に向かって進もうとするポジティヴな気持ちを描いたミディアム・チューン。瑞々しいヴォーカルが心地いい。
2007年、もんた&ブラザーズが復活ライヴを敢行したが、それに呼応した、もんたよしのりの選曲によるベスト盤が今作。お馴染みの「ダンシング・オールナイト」、西城秀樹に曲提供した「ギャランドゥ」など全18曲を収録。艶やかなもんたのヴォーカルが味わい深い。
2年ぶりの6作目は、なんとデビュー作を手がけたビル・ボトレルのプロデュース。今っぽい音の太さも持つが、全体的な持ち味はなるほど、彼女を一気にスターダムに導いた1作目のようなキラキラした佇まいや日常感覚を持つ。手応えあり、有意義な原点回帰作と言えそう。
19歳のシンガー・ソングライターの2枚目のシングル。表題曲はセンチメンタルなメロディのせつない系バラードで、ヴィブラートを交え、ソウルフルかつスケール感豊かに歌い上げ、確かに19歳とは思えぬ迫力がある。カップリングでのフェイクも聴きもの。
東京生まれ、ロンドン育ちの男性シンガー・ソングライターのセカンド・シングル。ZAZEN BOYSの向井秀徳と吉田一郎をゲストに迎え、ラウドでシャープなロック・サウンドをベースにしつつも、エレクトロ/テクノなテイストも漂う3曲を聴かせる。
2007年にデビュー15周年目を迎えた彼女が、圧倒的なスケール感を持って贈るアニバーサリー・アルバム。サウンドはカラフルに彩られているが、強靱なヴォーカル・ワークと輪郭のハッキリしたメロディ、そしてポジティヴ感が一本の太い芯として全体を貫いている。
およそ4年ぶり、通算8枚目となるオリジナル・フル・アルバム。映画『L change the World』の主題歌「アイル・ビー・ウェイティング」をはじめ、キャッチーかつクールなサウンドが展開されている。
日本を代表するジャズ・ヴァイオリニストとして充実の活動を続ける寺井尚子。「アマポーラ」「マイ・フェイヴァリット・シングス」といった一般にも認知度の高い楽曲を、楽器特有のしなやかさを活かし奏でていく。
人気上昇中のトリオのシングル。和風な旋律、“桜”をモチーフにした歌詞、適度なストリングス・アレンジ、と、今風の要素が揃っているが、バンドとしての勢いと瑞々しさで新風を吹き込むことに成功している。新境地開拓のきっかけになるか。
発売元
株式会社ポニーキャニオン西海岸の一流ジャズ・ミュージシャンによるクラシック音楽のジャズ演奏作品。ジャズ・スタンダードも演目にあるが、こちらはクラシック音楽に聴こえるから不思議だ。ダブル・フルートをフロントにフィーチャーしているのが今作の特長。優雅で格調高い。
アメリカ西海岸を基点として活動する日・中・韓のヒップホップ・トリオのアジア・デビュー・アルバム。そういう情報がなければ、アジア人による音楽とはまったくわからない。三人ともUS育ちだから当然か。音としてもありきたりではなく非常に表情豊か。
70〜80年代の女性シンガーによるヒット曲をカヴァーする好企画の第2弾。今回は“舶来”のタイトルどおり洋楽のカヴァー・ヴァージョンの再カヴァーとなっている。歌いだしから原曲とはまるで違う「Mr.サマータイム」をはじめ、アンダース・リドホルムによるアレンジと音作りの勝利だな。