音楽むすび | 2008年10月1日発売

これはまた、変テコなグループ。英国の平均年齢17歳の3姉妹兄弟だそうだが、やっているのはブルース、ジャグ、ブギなどレトロなルーツ・ミュージック。それを、手作り感覚＆ウィンク感覚たっぷりに繰り広げていく。色モノに終わらぬ手触り、訴求力を持つ。

コーセーのバス・コスメ“HAPPY BATH DAY”CM曲となった10枚目のシングル。キラキラとしたストリングスとブラス・サウンドをバックにライトなラップ風ポップ・トラックを手掛けたのはSEAMOで、そこに爽やかな歌唱が心地良く映えている。

実に6年ぶりとなる久々のオリジナル・アルバム。戦争の愚かしさ、タイフーン・カトリーヌ、世界各地で見られる飢えの問題、さまざまな現実と直面しながら生み出された歌の数々、そこに込められた深い思いが伝わってくる。シンプルなバンド・サウンドがまた味わい深い。★

3年ぶり7枚目のアルバム。「“聴く”音楽でなく“体感”できる音楽を目指した」とノエルが語るように、本作はバンドとヴォーカルが一体になったような躍動感あふれるサウンド・プロダクションに仕上がっている。ノエル以外の楽曲も増え、バンド感が増しているのも嬉しい。

最高の音で楽しむために！

バンド史上最も時間が費やされた8枚目のアルバムの新装再発盤。ポップ・パンクの支柱はそのままに、アコースティック・ギターが引っ張るリリカルなナンバーなどの新局面も披露されている。新鮮なアプローチはまた、パーソナルな部分にも言及した歌詞でも窺える。