2008年11月26日発売
社会風刺コント集団、ザ・ニュースペーパーのメンバー、谷本賢一郎のデビュー・シングル。温かいメッセージ性と清潔感あふれるヴォーカルによる、心なごむ作品に仕上がっている。
デビュー40周年となる2008年発表のアニヴァーサリー・ベスト・アルバム。「あの鐘を鳴らすのはあなた」「幸せのちから」などの名曲が多数収録されており、彼女の歌手としての魅力を存分に味わえる。
アート・パンク・バンド、コンスタンティンズの4thアルバム。力強く明瞭なヴォーカルとエネルギッシュでパワーあふれるポップ・サウンドで、間口の広がった印象を与える一枚だ。
イノセントなキャラクターと美しいコーラス・ワークが魅力のJULEPSによる3rdシングル。タイトル曲は、結婚式で娘を送り出す父親の気持ちを描いた、心に染み入る切なくも心温まる楽曲だ。
ドイツ・グラモフォンからの第1作。ドイツ人の父、日本人の母のもとに生まれた奇跡の才能は、ドイツの伝統を身に付けた正統派ながらも、その枠を超える個性と情熱を持ち合わせている。野性的に激しく迫ってくるかと思えば、絶妙の抑制ですっと霧の中に消える。必聴盤。★
フィラデルフィア系ソウルの流れを汲んだ80年代和製ソウルを思い起こさせる風味が心地よいメジャー・デビュー作。ヴォーカル・スタイルも、あの頃のちょっぴりセコなゴージャスさとある種の哀愁が感じられて、中年世代の心をつかんでしまう。中規模の劇場で聴きたい人だ。
ハピネスでメロウな、どうにも夜空を見上げたくなるロマンティックなヒップホップというのも実に珍しい。MINMIや若旦那、HAN-KUN、GOKIという豪華なゲストを迎えたINFINITY 16のシングルは、とにかく勇気をもらえ心優しくなれる要素がいっぱい詰まっているのだ。
激しいロック・サウンドとユニークな活動が話題のロック・シンガー、アンドリューW.K.の邦楽カヴァー・アルバム。羞恥心「羞恥心」、THE BLUE HEARTS「リンダ リンダ」などを彼なりの解釈でカヴァーしている。
生真面目の見え隠れする捨て鉢ロック満載のベストと、8週連続でリリースした“邦楽カヴァー着うた(R)マラソン”シリーズの集大成の濃すぎる2枚組。後者の選曲には、いくら何でもやらせすぎだろうといった感も。猥雑にしていい人な魅力を伝える作品ではあるのだが。