音楽むすび | 2008年11月発売

平均年齢71歳の女性トリオによるソウルフルな唄声の来日記念盤の一枚。ビートルズ作品の「Blues&Jazz de Beatles」、クリスマス・ナンバーの「Christmas Spectacular」とメドレーものがステージの楽しさを彷彿させて面白い。音楽のキャリアも十分だけに、ツボを抑えたコーラス・ワークで聴かせてくれる。

モデルとしても活動するLAのラッパー、E Reeceを中心とするバンドの本邦デビュー作。ラップながらバンド形態の生演奏というのがポイントで、ジャジィかつオーガニックなサウンドが最高にクール。酔いしれたい一枚。録音風景を収めた映像も必見。

「君＝花」をスマッシュ・ヒットさせた4人組のミニ・アルバム。ピアノを活かした叙情的な曲と、疾走感にあふれたダイナミックなナンバーの共存が面白い。同時期にリリースされたシングル「衝動」とのダブりが一切ないのも、彼らの創造力を物語る。

シンガー・ソングライター、久野かおりの20周年記念となる、通算11枚目のオリジナル・アルバム。丁寧に紡がれる楽曲と繊細ながら情熱を秘めた歌声を心ゆくまで味わえる。

数々のアニメ・ソングで知られる奥井雅美の2008年11月発表のシングルは、恋愛アドヴェンチャー・ゲーム『冬のロンド』オープニング・テーマ。自身が作詞・作曲を担当しており、曲と作品の世界を絶妙にリンクさせている。

ミラーボールズの2ndフル・アルバムは、狂気と絶望感を漂わせるシュールな雰囲気とナイーヴな歌声が入り乱れた、彼ららしい作品。心の深い部分にまで響きわたるサウンドが構築されている。

2005年、大阪で結成された三人組メロコア・バンドのファースト・ミニ・アルバム。へヴィ・メタルの影響を感じさせるギター・アレンジ、どこまでもポップに広がるメロディ・ライン、質の高いコーラス・ワークは、数多のメロコア系バンドに比べてもハッキリと際立っている。