2008年6月発売
picnicpicnic
ヴォーカル・小林佑介の甲高いシャウトと、ギリギリの緊張感を漂わせたサウンドが印象的な4人組だ。ファースト・ミニ・アルバムから7ヵ月、初のフル・アルバムとは思えない堂々たる楽曲群。閉塞感と開放感を一つのアルバムに同居させる多面性を持った期待の新人バンドだ。
ボッサ@ニロ -イパネマーボッサ@ニロ -イパネマー
女性ボサ・ノヴァ・シンガーのセカンド・アルバムは、ブラジル音楽の名曲カヴァー集。オリジナルに敬意を表しつつも、無理な本物志向は感じられず、彼女が感じ取ったブラジル音楽として再構築されたナチュラルな雰囲気が感じられるのが魅力となっている。
岩田さゆり BEST+岩田さゆり BEST+
モデルや女優として活躍する岩田さゆり、初のベスト・アルバム。人気曲の数々に加え、新録曲も収録された内容となっており、彼女のフレッシュな輝きがたっぷりと味わえる。
ビラヴド・エネミービラヴド・エネミー
男性三人と女性二人からなるドイツのゴス/ビジュアル系バンドの日本初登場となる2作目。ゴシックだけでなくインダストリアルやメタルの要素も多分に含んだサウンドは、適度にポップかつダンサブルで聴きやすい。幅広い層にアピールする一枚。
ワイアーズ・アンド・ザ・コンセプト・オヴ・ブリージングワイアーズ・アンド・ザ・コンセプト・オヴ・ブリージング
フル・アルバム・リリース前にもかかわらず、MySpaceで総プレイ回数400万を叩き出した話題のスクリーモ・バンド、ア・スカイリット・ドライヴの待望のデビュー作。今作で新加入したジャグの、男声とは思えぬハイ・トーン・ヴォイスにゾクゾクする。
THRASHING GOES LOVELYTHRASHING GOES LOVELY
関西のスラッシュ・パンク・バンドの4枚目のフル・アルバム。ハードコア・パンクの速さだがメロディアス&カッチリした多彩な曲が並び、「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」はストーンズのカヴァーだ。英語の歌詞(和訳付き)も軽妙に聴かせ、ブックレットも含めポップ作品として完成度が高い。