2008年8月20日発売
エマーソン、レイク&パーマーのキース・エマーソン、実質的には初めてとなるソロ・アルバム。「音楽歴だけじゃなく人生の集大成」と自身が語る、ファンが長年待ち続けた作品だ。
林美智子の2枚目のCDは、武満徹の歌曲全21曲を収録したもの。歌詞が明晰かつ自然に聴こえ、しかもメロディに無理なく乗っているので、詩の朗読を味わうような感覚で楽しめる。野平夫妻の機知に富んだ多彩なアレンジが、作品に新たな光を当てていて秀逸だ。
シリーズ第5作。前作での朗読とピアノ作品披露に続き、本作では、本格的な合唱曲や歌曲を収録している。唱歌風のたたずまいを持つ歌詞、そこに自然に寄り添う旋律が耳に優しい。「埴生の宿」に自作詞をのせた「この世の旅路を終えて」(無伴奏合唱譜付き)など、広く歌われるべき内容と思う。
MySpaceインディーズ・ハウス・チャート&ポップ・チャートで1位を獲得した男女二人組のメジャー・デビュー・ミニ・アルバム。キラキラと輝き放つ、胸キュンな歌ものハウス・ナンバー。往年のアイドル・ポップスをガーリー・ハウス仕様にしている。
タイトルにビックリ・マークが三つ! 人とのつながりの大切さを誰よりもわかってるリアちゃんのセカンド。で、その中身はバラエティに富んだカラフル・ポップ。アイドル性にアーティスト・パワーが融合し、そのサジ加減は絶妙。7、10曲目では作詞のみならず作曲にも挑戦している。
メジャー第3弾のラスト・アルバム。純バラード「桜遠歌」、アッパー・ロック「p.i.g method」など、ジャンルに縛りなくバラエティ性高し。ゆえにメンバー各々の方向性が明確になったのか。そういった意味でも、6人の個性が出た前向きな作品。世代感が出る2、3曲目は、若さが放つ輝きで眩いばかり。
中国の楽器、胡弓を取り入れた民謡としても知られる、富山県八尾町に伝わる「越中おわら節」を同町で育った女性胡弓奏者が奏でる名演。師であり祖父である若林久蔵も手掛けたもので、長尺の作品を独奏、三味線との二重奏など7パートに分けて表現する。
4人組コーラス・グループの2作目。無伴奏の「聖者の行進」は美しいハーモニーに加え、スピード感と起伏に富んだ表現が光る。ストリート感覚が心地よい「愛という名の欲望」でも実力発揮。明るい曲調と4人の声質が合っている「ファン・ファン・ファン」は山木秀夫ほかの躍動的な演奏もいい。「サムワン・トゥ・ウォッチ・オーヴァー・ミー」などでは品のよさが前面に出る。
若干24歳ながら妙に落ち着いたヴォーカルと、衝動的というより練り上げたという感じのバンド・サウンドに不思議な熟練っぽさが漂い惹きつけられる。「sex sexy」のギター・プレイはグルーヴ感満点で痺れる。メンバー5人が絵で登場する漫画を掲載した歌詞本も遊び心満載のシングル。