2008年9月3日発売
平均年齢22.5歳、エモ/メロディック・パンク・シーンの今後を担う存在として注目を集めている4人組、GLORY HILLによるセカンド・アルバム。エッジの利いたギター・サウンドと、哀愁漂うポップなメロディ&コーラスのコントラストが印象的だ。
ドラマ『ヤスコとケンジ』のテーマ・ソングでもあるシングル。作詞と作曲は椎名林檎で、アレンジは東京事変が担当。ジャジィなアプローチと起伏ある歌メロは、難易度もかなり高かったはず。バンドとして新たな扉を開いた一枚でもある。ライヴでどう料理するか。
ダンサー、ギタリスト、DJが集まった3ピース・ユニット、fotpのデビュー・ミニ・アルバム。クラブ・チューンやバラード、ギター・ロックなどさまざまなサウンドを収録。それぞれの強い個性が融合された、J-POPの新しいスタイルを聴かせてくれる。
2003年に函館で結成された4人組が放つファースト・アルバム。若手らしい感性で描かれるサウンド・スケープは瑞々しく、力強さと透明感を並立させる。さまざまな音楽的要素を自由に取り込んだメロディアスなロックには、確かな将来性が見出せる。★
数人のプロデューサー/DJが作った四つ打ちテクノをバックに歌う女の子シンガーのファースト。テクノ・ポップというよりはアイドル系J-POPの趣だが、英語も日本語も歌う甘い声が音にピッタリだ。「STAR FRUITS SURF RIDER」はコーネリアス、「Rock'n Roll Is Dead」はレニー・クラヴィッツのカヴァー。
北海道を中心に活動している3ピース・バンド、SNARE COVERによるファースト・ミニ・アルバム。ヴォーカル・斎藤洸による、ときに優しく、ときにエモーショナルなハイ・トーン・ヴォイスが印象的。静と動を巧みに使い分けたバンド・アンサンブルも見事だ。
日本の歌謡界の歴史を作ってきた女性ヴォーカリストたちの名曲を厳選したコンピ盤。山口百恵「秋桜」、中島みゆき「わかれうた」、久保田早紀「異邦人」など、J-POPのスタンダードを全18曲楽しめる。
インディ・ロック・シーンで存在感を放つ3ピース・バンド、ジャズネコと沼津出身の爆音オルタナ・バンドmisunderstandのスプリット・シングル。爆音対決とも呼べるスリリングな対決をパッケージしている。
トロント出身のヒップホップ系プロデューサーによる初アルバム。ピアノやホーンなどを取り入れたトラックはメロウかつファンキー、時にジャジィでアンビエントな香りも漂い、ゲスト陣のラップも雰囲気バッチリで、聴き進むうちに引き込まれていく。
福岡発、新世代の“めんたいロック”ともいえる実力派バンドのデビュー・アルバム。全編英詞の意欲的作品で、どこか西海岸のサウンドを彷彿させる爽やかで芯のある楽曲は日本人離れしている。世界を意識した作品なのだろうが、新人とは思えぬ熟成がある。