2009年12月2日発売
アコギで奏でるクラシックに挑戦した、2007年11月発表の初のカヴァー・アルバム。監修に作曲家・千住明を迎え、バッハの「G線上のアリア」やパッヘルベルの「カノン」などの親しみやすいクラシック楽曲を収録している。
バッハからベートーヴェン、ヴォーン・ウィリアムスまで……これでもかというくらいの有名クラシックを並べながら、決して、場末のお子様ランチ風にはならない。一種の思い切りのよさと確実なサウンド・テクの相乗効果が、このある意味見事なギター大合奏を生んだのか。
10〜20代前半頃の、少女〜大人の境界線を往き来する女性の心を代弁したシンガーとして同性から高い支持を得ている彼女。この8枚目のシングルは、好きな人に対する“逢いたい”“あなただけの私でいたい”という思いを、二つの心模様を通して吐き出していく。その女心に素直に共鳴できる。
西嶋徹(b)、岩瀬立飛(ds)、林正樹(p)からなるトリオの3作目で、三人の名字がトリオ名に。重すぎず透明感のある楽曲と演奏は今の欧州ジャズに通じるものがあり、じっくり入り込んでも流し聴きをしても、確かな何かがスムースに身体に入り込んでくる。ジャンル不要なまた新しいジャズの形。良い。★
ピアノ・ジャズによるJ-POPカヴァー・ユニット、オール・ザット・ジャズの企画アルバム。スタジオジブリのアニメ映画使用曲を採り上げたもので、女性ヴォーカル曲も含まれている。
作家活動や女優として知られる彼女だが、じつは音楽歴は長く、ラテン・バンド“アベックス”のヴォーカルを16年務めるなど筋金入り。そんな彼女が満を持し復活。ルンバやマンボ、スカ、そしてノスタルジックな雰囲気漂う曲など、歌詞も手掛け、怪しげな世界観を演出。まさにベテラン歌手の味わい。
前作「藤沢ルーザー」から約1年2ヵ月ぶりとなる2009年12月2日発表の13thシングル。「新世紀のラブソング」はこれまでとは違った“アジカン”の新たな音を聴くことができるナンバー。カップリングは後藤(Vo&G)と山田(B&Vo)の共作曲。 ⇒【アジカン特集】もチェック!
5年ぶりの作品は、彼らにとって初めてのフル・アルバムとなった。ツイン・ギターやサックスをフィーチャーしつつもサウンドはアンビエント的でありエレクトロニカのようでもあり、サイケデリック風でもあり。曲順にもこだわったのだろう、長尺の「Gaia Dance」に至る展開が見事だ。ジャケット・アートワークはタナカカツキ。
ともに『MTV JAPAN』のパーソナリティを務めていたAnis(vo)とAli(b)のユニットが、2005年にリリースした初のフル・アルバムの再発盤。愁いのあるメロディを紡いでいくオーセンティックなロックが持ち味。力強いサウンドもバンドとしての存在感を主張している。