2009年12月9日発売
テナーの巨人、ソニー・ロリンズのプレスティッジ期を代表する楽曲が詰まったベスト盤。「セント・トーマス」から「テナー・マッドネス」まで名演が凝縮されており、モダン・ジャズの入門用としても推奨できる。
制作・出演
ウェンデル・マーシャル / ケニー・バレル / コールマン・ホーキンス / トミー・フラナガン / メジャー・ホリー / レッド・ガーランド / ロン・カーター / ヴィック・ディッケンソンスウィング期を中心に活躍したホーキンスだが、戦後のバップ期にも名演を残した。プレスティッジの音源からは、レーベルメイトであり彼の信奉者でもあるロリンズに影響を与えたという、豪快なプレイが聴ける。
制作・出演
エド・ブラックウェル / エリック・ドルフィー / ジョージ・デュヴィヴィエ / フレディ・ハバード / ブッカー・リトル / マル・ウォルドロン / リチャード・デイヴィス / ロン・カータープレスティッジに育てられたといっても過言ではないほど、同レーベルに初期の重要作を残したマクリーン。荒削りな部分もありながら、貪欲に自らのアルト・サウンドを追求したニューヨーカーの名演を集めたベスト盤。
ジョン・コルトレーンとの共演盤などでプレスティッジ・レーベルの歴史に名を刻んでいる名ギタリスト。多くのミュージシャンに愛され共演したケニー・バレルの、ブルースに根ざしたプレイが集約されたコンピレーション。
制作・出演
DonaldCooks / SpiderKilpatrick / ソニー・テリー / ハービー・ラヴェル / バスター・ピッケンズ / ベルトン・エヴァンス / ライトニン・ホプキンス / レナード・ガスキンライトニン・ホプキンスはテキサスが生んだブルースマンだが、モダン・ジャズの名レーベルとして知られるプレスティッジにも録音を残している。本作は「モジョ・ハンド」などの名曲を集めたベスト盤だ。
制作・出演
アーサー・テイラー / ジョン・コルトレーン / ダグ・ワトキンス / ドナルド・バード / フィリー・ジョー・ジョーンズ / ポール・チェンバース / マル・ウォルドロン / レッド・ガーランドコルトレーンが初リーダー作を吹き込んだのも、マイルス・デイヴィスとの共演により腕を磨いたのも、みなプレスティッジにおいてのこと。荒削りな原石が偉大なる“ジャズ・ジャイアンツ”へと歩を進め始めた時代の歴史的記録だ。
制作・出演
StevePulliam / アーサー・エッジヒル / エディ“ロックジョウ"デイヴィス / シャーリー・スコット / ジョージ・デュヴィヴィエ / ドン・パターソン / レイ・バレット / ロイ・ヘインズ骨太の演奏スタイルでバップ期を彩ったテナー奏者。プレスティッジに吹き込んだ音源をまとめた本作を聴くと、シャーリー・スコットやドン・パターソンといったオルガニストを交えたスタイルが印象に残る。
1作目が全米で60万枚以上を記録したLAのメタルコア、5FDPの2作目。これで勝負という気合いの表われか、前作よりも受け入れられやすそうなメロディや適度なポップ・センスも取り入れられている。さらにバラードも。質は悪くないが、めざせ王道ってのがあちこちから感じられる。
ラローチャの追悼アルバムのうちの一枚。ラローチャの血肉と化していた作曲家の一人、グラナドスの名盤。グラナドスの比較的知られてない珠玉の小品を慈しむように弾いていて、ことのほか美しい。