2009年3月4日発売
1976年発表の10枚目のアルバム。前作『幻想への回帰』から参加したジョン・ウェットン色が強く出た作品で、よりポップなサウンドとなった。本作を最後にオリジナル・メンバーのデヴィッド・バイロンはバンドを脱退した。
前作から約10ヵ月ぶりとなる3rdアルバム。ヒット・シングル「気分上々↑↑」「いつまでも響くこのmelody」「マジカルスピーカー」、平松愛理「部屋とYシャツと私」のカヴァーを含む、ユニットとしての勢いを感じられるポップで鮮やかな一枚だ。
人気男女ユニット、mihimaru GT初のベスト・アルバム。大ヒット曲「気分上々↑↑」はもちろん、2004年のデビュー・シングル「約束」から2007年の13thシングル「パンキッシュ☆」までのシングル曲を完全網羅。充実度の高い一枚だ。
ポリドール時代のシングル曲を全網羅した、素晴らしすぎるベスト盤。86年に出たものの再発だが、価格も安くなったし、SHM-CDなので音もグッとよくなった。聴き進んでいくうちに、ジュリーこそ昭和歌謡の金字塔だったことを確信する。安井かずみが作ろうとした“カッコいい男にダメダメな弱さを纏わせる”スタイルなど非常に興味深いし、サウンド的にもストレート/変化球なんでもありで、自由な時代だったことが偲ばれる。当時のレコーディング・システムでしか出しようのない音質に浸るのも、また一興。★
スウェーデン発の5人組ロック・バンド、マンドゥ・ディアオの5thアルバム。彼ららしいアップ・ビートなロック・スタイルはそのままに、新境地を感じさせるレゲエ・フレイヴァを加味。巧みなギター・プレイも光っている。
世界的にヒットしたデビュー作に続く、英・ラグビーのシンガー・ソングライターの2作目。愛の喜びや痛みなどをテーマにした作品から成り、クセになりそうなハスキー・ヴォイスとソウルフルな表現が歌の魅力を高める。「ブロークン・ストリングス」ではネリー・ファータドと共演。
オクラホマ出身の人気ポップ・ロック/エモ・バンドの3作目。明るく快活なメロディと演奏は相変わらずながら、しっとりしたミディアム・スローのナンバーの出来も良いのが成長の跡。mihimaru GTのhirokoをフィーチャーしたメランコリックな「アナザー・ハート・コールズ」も聴きもの。
地球の平和を守るため……というコンセプト先行型ビジュアル・バンド。メジャー・レーベル第1弾は新曲入りのベスト盤で、曲調はオーソドックスなブレイクビーツ入りのハードでポップなミクスチャー・サウンド。自分たちを客観視する笑いの要素があるので憎めない。
7枚目のオリジナル・アルバム。スウェーデンでレコーディングされ、気鋭のプロデューサーたちを迎え、さまざまなタイプの曲にトライしているが、そういう要素を越えた、シンガーとしての素晴らしさに満ちている。緩急の付け方が巧みで、ますます深みが増した 。★