2009年4月15日発売
ミカラ・ペトリ50歳誕生日記念コンサート 現代最高のリコーダー奏者、ミカラ・ペトリの50歳誕生日を記念して催されたコンサートのライヴです。幅広いレパートリー(現代音楽の紹介にも熱心!)を持つ彼女だけに、ここでの選曲もとても練られたものとなっています。最後に演奏された「ハッピーバースデイ変奏曲」はクレメラータ・バルティカが得意としている曲で本来は14の変奏からなる作品で、ここではその中の4つが演奏されています。(ナクソス) 【収録情報】 ・アルビノーニ:協奏曲ニ短調 ・チェン・ユイ:古風な中国の美 ・モーツァルト:アンダンテ K315 ・ロータ:弦楽のための協奏曲 ・ヴァシリエフ:Valere lubere ・ヴィヴァルディ:協奏曲ハ長調RV443 ・ハイドリッヒ:ハッピー・バースデイ変奏曲より ミカラ・ペトリ(リコーダー) クレメラータ・バルティカ Powered by HMV
カペラ・コロニエンシスの芸術ー4 古典派の交響曲集 カペラ・コロニエンシスは、1954年5月8日、当時としては珍しい古楽器演奏を目的として、ケルン放送局(北西ドイツ放送)によって創設されたオーケストラ。創設時はアウグスト・ヴェンツィンガーなどが指揮者として共演もしていました。設立当時〜1980年ぐらいの間は、まだまだ古楽器自体実験的なものでもあり、本格的オリジナル楽器演奏とは言いがたいもので、(当時のオーケストラ・メンバーは、主にケルン音楽大学の教授たちによって成り立っており、同時代にドイツ・ハルモニア・ムンディの録音のために設立された「コレギウム・アウレウム」のメンバーとほぼ同じ)。そのため、協奏曲のソロには、ヘルムート・フッケ(ob)、ハンス・ダインツァー(Cl)なども登場しているのが懐かしいところです。指揮者としては、フェルディナント・ライトナーやハンス=マルティン・リンデなども登場。彼らのレパートリーはバロック音楽だけではなかったため、初期古典派から初期ロマン派を積極的に取り上げているのも見逃せないところでしょう。1980年台にはイタリアのオペラ指揮者ガブリエーレ・フェッロを起用し、ロッシーニのオペラ『アルジェのイタリア女』『チェネレントラ』などを演奏・録音し絶賛を浴びました。 1980年台後半になると、本格的オリジナル楽器演奏に移行していき、ウィリアム・クリスティやジョン・エリオット・ガーディナー、ジョシュア・リフキンなどが客演指揮者としてに迎えられています。またコンサート・マスターをヒロ・クロサキが務めたところにも注目です。 1997年以降はブルーノ・ヴァイルが首席指揮者として迎えられ、積極的な企画コンサートも行われています。 今回の再発はケルン放送局に残されているアーカイブで、一部はカプリッチョレーベルからも発売されていましたが、こうしてまとめて聴けるのはファンにとって最高の喜びと言えるでしょう。(ナクソス) 【収録情報】 ・ゴセック:交響曲変ロ長調 Op.6-6 ・ヴァンハル:交響曲ト短調 ・マオー:弦楽のための交響曲第4番ハ短調 ・クラウス:交響曲ハ短調 カペラ・コロニエンシス ハンス=マルティン・リンデ(指揮) 録音:1982-86年(デジタル) Powered by HMV
モデルとしても活躍するシンガーのファースト・ミニ・アルバム。ミニとはいえ8曲+PV付きとボリュームたっぷりだ。いわゆるJ-R&Bだが、変に“黒さ”に向かわない素直な歌声で好感が持てる。また大きく跳ねるふくよかなビートとゴージャスな音使いが気持ち良い。
なめらかで美しいタッチのピアニスト、ラングのアルバムは、ユーラシア各地を旅するという趣向の作品。日本は「りんご追分」、ラングの美しさが結晶化した「エスターテ」はイタリア、オリジナルの「マドリードの夕暮れ」はスペインという具合、各地をイメージしながら演奏を楽しめる。
劇画ジャズというのだろうか? テーマ化された各章を納谷のピアノ・トリオが見事に“演じきって”走り続ける。「安息の日々」の優雅、「風雲急を告げる」の切迫。納谷の書いた“シナリオ”の見事さに70年代の山下洋輔=筒井康隆コンビを思い出す。ドラマティックな「真夜中の果たし合い〜序・破・急」に続く「希望の鐘の音」の清々しさが出色だ。★
発売元
株式会社ポニーキャニオンドリカム、山下達郎、ユーミン、サザンなどの手による日本人にとっては紛れもない“スタンダード・ソング”を、お洒落ピアノ・トリオでジャズとして演奏。ショップBGMにもよし、ドライヴにもよし、夜の自宅で聴くもよしと、場所を選ばない企画盤。
92年以降、コンクール全国大会常連団体となった龍谷大学バンドの創部40周年記念盤。なんとセッション録音、オリジナル作品中心の選曲で「威風堂々」も原調アレンジという硬派な一枚。透明なハーモニーとはつらつとしたリズムなど実にクオリティの高い仕上がり。「スイ」「ラプソディア・ボレアリス」は名曲!
「サイケ・ロックに影響を受けた」という前作『シマデリカ』とはうって変わって、穏やかなアンビエント・グルーヴが支配的な3年ぶりの4作目。とはいえ沖縄と関わり深い中国楽器の音色を交え、往時の首里城の風景に思いを馳せる「Zamami(ザマミ)」など、想像力に富む作風にはさらなる深みが。★