2009年5月27日発売
2007年に再結成した米ハード・ロック・バンドの復活第2弾。2009年がデビュー25周年でもある彼らのアルバムは、ルーツに立ち返ったかのようなブルージィでメロディアスなロック・チューンが揃った会心作で、ポップで軽快なコーラスも印象的。
タリスマンやジャーニー、ソウル・サーカスなど20年にわたりHR/HM界で実力を見せつけてきたジェフ・スコット・ソートのソロ・アルバム。「21st センチュリー」のイントロこそメタルだが、聴き進めると、ジェフのルーツであるソウルやロック、ブルースなど幅広い音楽性を知らしめられる。
発売元
キングレコード株式会社『バンド維新2008』に続く2009年版。邦人作曲家7人と公募作品から選ばれた作品1曲の全8曲を収録。クラシックに限らず、各ジャンルで活躍する作曲家たちが、吹奏楽界に新たな風を吹き込む意欲作だ。
カリフォルニア出身のヴァイオリニスト、エスター・キムのデビュー盤。20歳を過ぎたばかりとは思えぬ堂々たる演奏で、クライスラーなどむしろ古風な趣さえ漂わす。須関裕子のピアノがしっかりと支え、ヴァイオリンの名曲を楽しむために好個の選曲である。
コモドアーズ、そしてソロで一世を風靡した大物シンガーの9枚目のアルバム。久々のヒットとなった前作を踏襲し、スターゲイト、エイコン、トリッキー・スチュワートらを起用したソウルを強調し過ぎないプロダクションが持ち味と合致。奇しくも再度、時流に乗った。
13年ぶりとなるフル・アルバム。デビュー曲の再演「ZOO」も入っているあたりいかにもスターティング・オーヴァーな感じだが、以前と変わらぬハード・エッジな歌声がうれしい。さまざまな豪華アーティストが楽曲提供や共演で花を添えているが、鈴木祥子の「Life」がベスト。
NIGO率いるTERIYAKI BOYZのメンバーとしても知られるバイリンガル技巧派ラッパー&シンガーのセカンド・アルバム。USの最先端ヒップホップとシンクロしつつ、主に女性シンガーを中心に多彩なゲストを迎えたメロディアスなラブ・アルバムとしても楽しめる。
まさにタイトルどおりパーティにぴったりなDJ KAORIのセンスが炸裂したトラック集。話題のレディー・ガガやブラック・アイド・ピーズ、さらにアヴリルやザ・ティン・ティンズなどヒット・チャートを賑わせた楽曲が目白押し。どこかロック色を感じるのが特徴的だ。
制作・出演
AnnaReider / EricBates / KathrynWoolley / RebeccaCulnan / SylviaSamis / シンシナティ交響楽団 / ティモシー・リース / パーヴォ・ヤルヴィ / ムソルグスキー「はげ山」はおどろおどろしさは控えめですっきり仕上げている。「展覧会」も豪華な響きを追求するというよりも、原点に立ち返ってスコアに書かれた音を忠実に再現しようとるす真摯さが感じられる。最後に「モスクワ河」が入っているのも気が利いている。
制作・出演
AnnaReider / EricBates / KathrynWoolley / RebeccaCulnan / SylviaSamis / ショスタコーヴィチ / シンシナティ交響楽団 / ティモシー・リース / パーヴォ・ヤルヴィショスタコーヴィチはなかなかの重量級演奏。けれどもヤルヴィ持ち前の見通しの良いすっきりした感覚、冴えた響きはまったく失っていない。このコンビは予想以上に好調と判断できる。エストニアのトルミス作品は交響曲の第2楽章に楽想がよく似ている。
ヴァネッサの4年ぶりとなるコンコード移籍作。ベイビーフェイスはじめ、豪華なメンバーを迎え、R&B、スウィング、ボッサ、ジャジィなナンバーを気持ちよく歌い上げている。スティーヴィー・ワンダー作のタイトル曲など、カヴァーも充実。貫禄を感じさせる一枚。