2009年6月3日発売
メジャー通算3枚目のフル・アルバム。m-floのVERBALが「majestic trancer」に、BEAT CRUSADERSのヒダガトオルが「Lost&Found」に参加。ダンサブルなトラックとクールなトラックがバランス良く並び、日々プログレッシヴに進化する彼らを体現できる。
TV番組『誰も知らない泣ける歌』で紹介されたインディーズ時代の楽曲の再レコーディング。どこかオリエンタルなイメージのピアノと弦楽器中心のオーソドックスな失恋バラードと、透明感あふれるキュートな歌声がよく似合う。デビュー5年目の飛躍なるか?
自分の思いの丈を不用意にブチまけて、せっかくの曲の持ち味を壊してしまう演奏によく出会う。だが神尾は賢明にもその愚を犯さない。己を無にすることによって、曲が本来備えているものをより自然で豊かに示す。彼女の若さを考えれば、なかなかの知恵者。
現代のシンデレラ・ボーイ、ポール・ポッツのセカンドCD。2007年に英国のオーディション番組『ブリテンズ・ゴッド・タレント』で世界を席巻した無名のセールスマンが今やスターとしての実力を見せつける。「メモリー」における情感を込めた歌唱など感に堪えない。
結成20周年を記念したベスト盤。オルタナなエモーションと、卓越したポップ感をインディ感覚にあふれたバンド・サウンドに昇華するセンスをあらためて実感。中心人物である山中さわおが初めて東京に出て来た頃の気持ちを歌った新曲「1989」も、当時のおっかなびっくり具合が胸に響く。
かつてスウィートボックスとして活躍した、ジオとジェイドによる男女ポップ・ユニットのアルバム。ジェイドのナイーヴな歌声とジオの洗練されたポップ・センスを活かしたサウンドは口当たりの良さも抜群。キャッチーなデジタル・ポップの力作として一聴の価値あり。
Kuuboこと大久保晋(b)と Abechangこと阿部吉剛(key)のユニットによるジャジィなラバーズ・ロック。スタンダードもオリジナルもほんわか心地よくグルーヴィ。サックス (早坂紗知) を押し出したマイルス・デイヴィス作のインストの「So What」は、かなり硬派で聴きごたえ大。
女性三人組レゲエ・ユニットによるセカンド・アルバム。パンチの利いたイントロの「〜Intro〜空〜」から弾けまくりの「SKY HIGH!」へ。夏のワン・シーンを浮かび上がらせるインタールードをはさみながら、インパクトあふれる歌もの&ダンスホールで気分をポジティヴにしてくれる。