2009年7月発売
スヌープ・ドッグのシングルに使われたヒット曲「イースタン・ジャム」などで注目を浴びた、ロンドンをベースにする男性二人組のデビュー作。ダンス・ミュージックのすべてが詰め込まれ、しかもサンプリングのアイディアも独特。多彩な職人技を披露している。
日本有数のボサ・ノヴァ・デュオの7作目は2008年に続くカヴァー集の第2弾で、初のリオデジャネイロ録音を敢行。イタマール・アシエルら実力者のサポートを得て、布施尚美が一段と活き活きとした歌声を聴かせる。「スーパー・ブーツ」のみ伊藤ゴロー作のオリジナル曲を再演。
秋間経夫(ex.マルコシアス・バンプ)率いるバンドのデビュー作。普遍的な陽気なロックンロールを主体とした点では、ノスタルジックな微笑ましさが際立つ一作で、ストレートかつ素直な魅力に長けている。もう少しグラム特有の毒気も欲しかったのも本音。
元マルコシアス・バンプの秋間経夫率いるグラム・ロック・バンドのデビュー作。オリジナル盤と2枚同時発売で、本作はカヴァー集。T.レックス、デヴィッド・ボウイなどを演奏、ニヤっとする出来だ。ジャケットを描いた漫画家・栗原正尚がコーラスで参加。
92年から裏方で活動してきた池田憲一=ROOT SOULの1作目。ゲストを多数招きつつ自身が弾くベースを核に、モンク・モンゴメリーの「Fuselage」のカヴァーも交えながら展開するしなやかなソウル・ファンクは、門外漢も躍らせるクールなセンスだ。詳細な解説付き。
HAYATO(p)、HIRO(カホン)からなるインスト・ユニットの2作目。クラシック・テイストのパーカッシヴなピアノとカホンとの併走とせめぎ合いが聴きもの。ドラマティックなオリジナル楽曲もなかなか。ウェットでファンキーではないところが和的。
ディアギレフゆかりのきわめつけのナンバー 『春の祭典』と『ダフニスとクロエ』 マルケヴィチによるRIASライヴ録音集 指揮者イーゴリ・マルケヴィチ(1912-1983) は、数々のバレエ作品を委嘱した名興行師ディアギレフ最後の弟子と云われています。その意味で、『春の祭典』と『ダフニスとクロエ』という、ディアギレフゆかりの作品をマルケヴィチが振ったRIASライヴ録音集は、興味の尽きないといえるでしょう。 『春の祭典』は初演者モントゥーに指揮を学んだマルケヴィチにとって、また、フィルハーモニア管との2度のセッション録音(1951年モノラル、1959年ステレオ)により、きわめつけのレパートリーとされているのは有名な話。1954年に『春の祭典』の最初のセッション録音が、『ディアギレフのオマージュ』と題された3枚組のLPとしてリリースされた際には、ラヴェルの『ダフニスとクロエ』第2組曲もカップリングされていました。このたびはいずれもライヴということで、フリッチャイ時代の鍛え抜かれたアンサンブルがどのような反応をみせているのか大いに期待の高まるところです。 さらに、オネゲルの交響曲第5番は、このたびの『春の祭典』やムソルグスキーの歌曲(AU95631)とともに、マルケヴィチのRIAS響デビュー・コンサートのときのもの。およそ一年前1951年3月9日に初演されてまもない新作を選んでいるのも注目されます。ベルリンRIAS収録によるドイチュラントラジオ・クルトゥーアの正規音源からの復刻で、すべて完全初出の内容です。(キングインターナショナル) 【収録情報】 ・ラヴェル:『ダフニスとクロエ』第2組曲 [15:59] RIAS室内合唱団(合唱指揮:ギュンター・アルント) 録音時期:1952年9月18日 録音場所:ベルリン、ティタニア・パラスト 録音方式:ライヴ(モノラル) ・ストラヴィンスキー:『春の祭典』[33:26] ・オネゲル:交響曲第5番ニ長調『3つのレ』 [23:47] 録音時期:1952年3月6日 録音場所:ベルリン、ティタニア・パラスト 録音方式:ライヴ(モノラル) RIAS交響楽団 イーゴリ・マルケヴィチ(指揮) Powered by HMV