2009年8月発売
結成11年目、40枚目のシングルは、“なんちゃって”と恋愛についてクールに語りながらも揺れ動く切ない乙女心を歌った。ラップ・パートもあり、アップ・テンポの中に哀愁漂うメロディが印象的。「秋麗」のバックのカッティング・ギターが効果的なアイドルらしいミディアム・ナンバー。
大阪は堺市出身のシンガー・ソングライターのセカンド・シングル。表題曲は、“浪速のラガ男児”ことKENTY GROSSのラップをフィーチャーした軽やかでちょっと切ないレゲエ・チューン。BESの伸びやかで素直な歌声が、歌詞に込められた微妙なオトコゴコロを見事に表現している。
福岡出身の3人組ヴォーカル・ユニット、ビーグルクルーの2ndシングル。もう一度やり直したいという思いを巧みなハーモニーで歌い上げた、すれ違いに悩むカップル必聴のラヴ・ソングだ。
2年3ヵ月ぶりの、移籍第1弾アルバム。「SAMURAI」から骨太なサウンドと歌詞で、グイグイ押してくる。「Blue Jeans」のロックンロールで勢いはさらに増し、「蝉 semi」へとなだれ込む。ぶっきらぼうの中の優しい眼差し、饒舌の裏の寡黙、危うさと安心感……すべてを抱え込んで走り続けるスピード感が、長渕剛の魅力だ。
双子姉妹のカヴァー第2弾は、70年代フォークの「花嫁」「翼をください」、女性シンガー・ソングライターによる80年代のスタンダードの「元気を出して」「夢をあきらめないで」、最新「遥か」まで時代や世代を超えた選曲。大阪出身だけあり、「大阪LOVER」のキュートさが際立っている。原曲にはないハモリが聴けたり、丁寧に歌う姿勢に好感が持てる。
BENI名義では4枚目となるシングル。シルキー・ヴォイスを活かしたラブ・バラードの「ずっと二人で」、キラキラしたスタイリッシュなアッパーの「stardust」、ハートフルなミッドの「With U」と高い歌唱力を披露。「The Boy Is Mine」はブランディー&モニカのヒット作をティニーシャ・ケリーと“らしく”演じている。
“泣ける歌”として話題になった「母賛歌」、その続編「ずっとそばに…」、ドラマ『夏の秘密』主題歌「あなたが愛をくれたから…」ほか全13曲収録した4作目。イントロのアフロなインストのスパイスがアルバム全体にいい刺激を与えている。その後の楽曲すべてが大地と生活に密着した温かみを感じ温かい。★
2009年8月12日リリースの、ユニバーサル移籍&“Double Joy International”レーベル発足第1弾となる通算11枚目のアルバム。シングル「ガールフレンド」や西友キャンペーンCMソング「昼顔」を含む意欲作だ。
豪華メンツを適宜配し、故ハイラムに捧げた本作でもスターンという奏者が強いロック気質の持ち主とわかる。ヴァイ&ウェックルとの「ビッグ・ネイバーフッド」「モロッキャン・ロール」はもろにハード・ロック、ジョンソンとの「6thストリート」「ロング・タイム・ゴーン」も、始めソフトで徐々に“地”が。全編メロウな「ソング・フォー・ペッパー」、ファンキーな「ザッツ・オール・イット・イズ」も◎の痛快ギター。