2009年8月発売
ソー・ナチュラルソー・ナチュラル
トミー・ゲレロ・バンドのサウンドの中核を担うマルチ・ミュージシャン、ビン・ジ・リンの日本デビュー盤。オーガニックなアンサンブルと、ソウルフルなファルセット・ヴォイスが最高に心地良い。トット・ラングレンやカーティス・メイフィールドあたりが好きな人なら間違いなく気に入るはずだ。
ChangeChange
2004年に名古屋で結成された5人組による初の全国流通となるシングル。叙情的なメロディを湛えたヘヴィ・ロックを力強く披露。メタリックなエッジやグルーヴはメンバー自身がリアルタイムで影響を受けた先人たちを想起させる。フル作品が気になる内容だ。
ヴォルテックスヴォルテックス
窪塚洋介によるレゲエDJユニットの約1年ぶりの2作目。ラスタ系とは一線を画し、スケール大きく日常に密着した歌をポジティヴに展開する。歌詞カードを付けてないのは、聴き取れるように一言一言噛みしめながら発声しているからだろう。デジパック仕様。
SETOUCHI MUSIC FACTORY COMPILATION Vol.1 “RAGGA LIFE"SETOUCHI MUSIC FACTORY COMPILATION Vol.1 “RAGGA LIFE"
落雷落雷
東京・下北沢を拠点に活動する4人組による初のミニ・アルバム。アートワークからも想像できるような、不思議な感覚のポップ・チューンを聴かせる。現実から宇宙へと誘うかのごとき独特のドラマ性には中毒性がある。インディーズらしい自由な音解釈が魅力的。
見上げてごらん夜の星を見上げてごらん夜の星を
中島啓江が次の時代に伝えたい曲を収めるシリーズの第4弾。本作で“日本のショパン”といわれる小原孝と共演し、永六輔の作品を特集。彼女の卓越した歌声と小原の歌うようなピアノ演奏で、永の作品に新たな一面を感じさせてくれる。