2009年発売
インドネシアで絶大な人気を誇るポップ・ユニットの本邦デビュー盤(2007年制作)。英語詞による軽快なウィスパー・ヴォイスと明るいメロディ、多彩なリズムが絶妙な相性を示す。スウィング・アウト・シスターのファンの方にもお勧めしたい。
アルバム『魂のゆくえ』発表をひかえての22枚目のシングルは、ヴィンテージ感あふれるロックに、ひねりの利いた歌詞を乗せて。驚くべきは、ギターに内橋和久を迎えた「かもめはかもめ」。ホーン・セクション抜きの編成ながら、くるり流のアフロ・ビート解釈になっている。これはアルバムが楽しみ。★⇒♪くるり特集♪をチェック!
18枚目のアルバム。亀田誠治やYANAGIMANによるストリングスを使ったゴージャスなアレンジと、蔦谷好位置のエレクトロ的サウンドとが混在し、一本調子にならずバランスの取れた仕上がり。宮本浩次は相変わらずパワフルだが、いい意味での軽さもあり、懐の深さも感じさせる。
さすがクラブ・ジャズを牽引するDJだけある珠玉のコンピレーション。ユニバーサル ミュージックの持つ音源の中から、50、60年代を中心にレアな音ばかり発掘。スピリチュアルでいなたくもあり、時にラテン・タッチなストーリーを全体で作りあげている。★
バッハの音楽による音楽療法CD。バロック音楽は“f分の1揺らぎ”を持った音楽で、α波を出しやすいと言われている。音楽療法ではモーツァルトが有名だが、バッハでは神経疾患への効果が期待できるそうだ。
バーンスタインとの全集収録途中でバーンスタインが亡くなり、残りの第1、2番を弾き振りで完成させたツィマーマン。オーケストラとの一体感は強まり、隅々にまでツィマーマンの意図が浸透した名演だ。
ツィマーマンの鋭利な感性が、バーンスタイン&ウィーン・フィルという巨大な海の中で自在に泳ぐかのような演奏だ。面白い「皇帝」のCDはいろいろと出ているが、これほど聴き応えのあるものはなかなかない。
ツィマーマンが自ら組織したオーケストラを弾き振りして再度挑んだショパンの協奏曲。ツィマーマンの個性がストレートに反映された、かなり個性的な演奏だ。細部にまで徹底的に凝って作り上げている。
久しぶりに録音したショパンということで、大いに話題となったアルバム。1曲ごとにドラマティックなストーリーを構築しており、非常に大きな求心力を持っている。強い訴求力が感じられる演奏だ。
ツィマーマンの比較的珍しいドビュッシーで、フランス的な香気が立ち昇るというより、冷静で精緻な響きとリズムを積み上げている。細部と全体とのバランスが良く、独自のドビュッシー像を提示した作品。
同郷の名ヴァイオリニスト、ダンチョフスカとツィマーマンの共演で、シマノフスキの3曲が特に重要だろう。シマノフスキ復活の兆しが始まったころの録音で、シマノフスキの音楽とピタリとはまった名演だ。
(1)は強弱の幅広さがきわ立つ豪快な演奏だが、強奏にあっても響きが濁らない心地好さがあり、また、譜面に忠実な構造性も光る。晩年の前衛的な作風が特徴的な(2)(4)、および(3)(5)では、独特の内省的な暝想性が奥深く追求されている。
ツィマーマンとブーレーズとの共演ということで話題となったアルバム。完璧主義者のラヴェルに完璧主義者二人が挑んだところが興味深い。ディテールの精密さや磨き上げられた響き、精緻なリズムと、ラヴェルも大満足の演奏となっている。