2010年1月20日発売
2004年結成の男性5人組のメジャーからのセカンド・アルバムは、2009年発表のシングルで作詞を依頼した松本隆へのトリビュート・アルバム。選び抜かれた9篇の名作たちが、新たな色彩感で表現されている。とりわけ女性歌手向け楽曲が新鮮に響くのが彼らの持ち味なのだろう。
TOKYO NO.1 SOUL SETの渡辺俊美によるソロ・ユニット、THE ZOOT16の約3年半ぶりの4作目。スパニッシュやクンビアを咀嚼したアコースティック・サウンドと、お得意の哀愁のメロディとが無理なく融合。全編に漂う男の色気のようなムードも含め、彼の個性をきっちり示した佳作。
三味線の二上がりでうたわれる「7・7・7・5」」の賑わい歌が“おけさ”。甚句の一種だともいうが、長山洋子のこの歌は、まるで三波春男の「チャンチキおけさ」のように、不景気風が身にしみる世相を明るく変える(変えたい)という気分があふれだすような情歌になった。
93年にリリースされた、名曲の原曲が堪能できる“作家オリジナル・激唱アルバム”5タイトルの復刻盤。本作は「北へ帰ろう」「人恋酒」「放かされて」などを収録した、“元祖演歌シンガー・ソングライター”徳久広司の自作品アルバムだ。
東京エスムジカの早川大地とタイの女性ヴォーカリストであるmayによるダンス・ミュージック・ユニットのアルバム。YMOの「BEHIND THE MASK」など、ルーツ探訪の趣も。「The Goonies“r”Good Enough」はファミコン・アレンジのリミックスという憎い演出。may嬢がタイ人なのが大きなポイント。
アーティストやコンポーザー、そして俳優と幅広く活躍するチューリップの財津和夫が、1978年に発表した初ソロ・アルバム。スピルバーグに捧ぐ、とクレジットされた男のロマンと財津らしい遊び心にあふれた一枚。
アーティストやコンポーザー、そして俳優と幅広く活躍するチューリップの財津和夫が、80年にリリースした2ndアルバム。チューリップ充電期間に研ぎ澄ました美メロを散りばめた優しく壮大な一枚。
80年9月22日〜26日に渋谷のパルコ劇場で行なわれたライヴを収録。「ル・デクラン」「一枚の絵」に加え、「そして また あなたへ」のシングル・ヴァージョンを追加収録している。
ペシェック&チェコ・ナショナル響のマーラー・シリーズの第3弾は交響曲第4番。ペシェックの指揮は、音楽の流れがよく、作品にふさわしい繊細な表現をする。独唱を務める佐藤美枝子は成熟度を増した美しい歌声で丁寧な歌唱を聴かせる。
いわゆる初期ロマン派から、その書法で書かれた20世紀前半までのピアノ曲を、時代順にCD4枚にまとめたBOX。シリアスな曲からサロン音楽、いわゆる“お稽古曲”まで、さまざまな表情を持った作品がずらりと並んでいる。
レーベル移籍後初のアルバム。AK-69参加のしっとり聴かせるバラード「ROYAL ROSE」、配信で話題をさらった「サヨナラ」、DJ KOMORIプロデュースのきらびやかなディスコ・ハウス「ENERGY」など、J-R&Bファンは必携の“キラー・チューン”を収録。繊細かつ丁寧、一本筋の通ったディーヴァらしい歌唱に敬服。
2001年に結成されて以来、ワールドワイドな活動を続ける3ピース・オルタナティヴ・ロック・バンドの、ライヴで人気の高い楽曲を集めたベスト盤。ひんやりとした手触りと、やけどしそうな熱気が同居した唯一無二のロック・サウンドを聴かせてくれる。特に菜花知美(vo)の存在感に圧倒される。
愛媛県新居浜市の高校同級生4人が結成したロック・バンドが、結成10周年を経てさらに進化を続ける証として発表されたミニ・アルバム。前作『AT0M』と対をなす作品という位置付けで、ミニといえども楽曲も粒ぞろいで充実の内容に。いい意味での軽さを身に付けた、彼ら独自のヘヴィ・ロックの最新形がここに。
ノルウェーの4人組ハード・ロック・バンドの、メンバーの単独プロジェクトでの活動をはさんで3年半ぶりにリリースされる3作目。キャッチーでエンタテインメント性のある親しみやすい演奏で、彼らのファッション同様に華がある。「スティル・アイム・バーニング」はギタリストのティーニーがヴォーカルを担当。