2010年10月20日発売
アニメ『もっとTo LOVEるーとらぶるー』の主題歌でもある16枚目のシングル。コメディ風の作品イメージも意識したのか、開放的に弾けたポップ色あふれる歌になっている。とはいえ、ノイジィなギターが炸裂したりなど、駆け上がるようなノリの楽曲の中にヘヴィなスパイスも注入。ドラマティックな曲展開も魅力だ。
声優・田中理恵のサード・アルバム。作詞家を限定することで、彼女自身の“今、感じている想い”“大切にしている気持ち”を、恋愛物語や日常風景の中に投影しながら表現している。自らも「ココロ」の作詞を担当。大切な人(ファン)と寄り添い歩きたい気持ちが、随所から見えてきた。
多和田葉子と白石かずこの二人の詩をフィーチャーし、高瀬アキの書き下ろした楽曲を伊藤君子が歌うという興味深い一作。ジャズのテイストを基調とした、柔らかで豊満な日本語詞の世界がここにある。
ギターの弾き語りで自作曲を歌うことが多かったレベッカだが、本作はジャズ・スタンダードを集中的に歌っている異色作。しかも共演はベース(ラリー・グレナディエ・夫)&サックス(ビル・マクヘンリー)だけというシンプルな編成。呟くような歌声。私小説的世界。
1960年代から日本のジャズシーンを盛り上げてきたドラマーによる、2010年発表の初のリーダー作品。エリントンの曲など、誰もが知る楽曲を素材としており、竹内直らフロント陣の活躍も聴き逃せない。
韓国が生んだジャズ・シンガーで、フランスではシャンソンも学んだ生粋の歌姫、ユン・サン・ナ。同じくACTからリリースされた前作同様、ウルフ・ワケニウスら強力な共演陣のサポートを受け、ウィスパー・ヴォイスが映える。
独特のリリシズムと美意識を備えたイスラエル出身パリ在住のピアニスト、ACTレーベル移籍第1弾。2010年初頭から起動させている二人の20代米国人ミュージシャンとのトリオで、『不思議の国のアリス』に触発された夢の世界へと誘う。異郷の地を垣間見せる幻想的なジャズ。
一見地味だが、噛むほどに味の出るファンク・バンド、在日ファンクはSAKEROCKの浜野謙太の別動バンドだ。これは3ヵ月連続でリリースされるコラボ・シングルの第1弾。ゲストはYOUR SONG IS GOODのサイトウ“JxJx”ジュン。「スペシャボーイズ・ザ・ワールドのテーマ」の“売れてもずっと友達だ”のフレーズに泣けた。