2010年10月20日発売
レーヌ・ジャノーリ(1915〜1979)というフランスの女性ピアニストの名前を聞いても知らない人は多いかも。若くして後進の育成に精力を傾け、数少ない録音もステレオ初期までなので無理もない。しかし寡黙で上品なドビュッシーは一聴の価値あり。
実力派ギタリストによる、ジャム・セッションの楽しさを体現した、『エレクトリック・パウワウ』(93年)の続編といえるカヴァー・アルバム。AC/DCの「女たちのリズム」などのロックはもちろん、チャカ・カーンの「テル・ミー・サムシング・グッド」やEW&Fの「ゲッタウェイ」などファンキー・チューンへの愛着もうかがえる。
制作・出演
エド・ジョッフェ / ケニー・ランプトン / スティーブ・リッチマン / ハーモニー・アンサンブル・ニューヨーク / マイク・セルツァー / ラルフ・オルセン / ルー・ソロフ / ヴィンセント・チャンシーギル・エヴァンスが残したオリジナル・スコアをもとに、ルー・ソロフとハーモニー・アンサンブルNYがマイルスの名作を全曲完全再現。崇高で美しい仕上がり。大編成オーケストラを現代に再編成し、最新の録音技術で、長期にわたって録音という企画それ自体も一大叙事詩。
“本当は物書きになりたかった”と語るミドリカワ書房こと緑川伸一の、短編小説に近い詞を思わせるベスト・アルバム。“単身赴任、家庭内暴力、親の離婚、いじめ”などをテーマにした詞を、ポップなメロディに乗せ明るく伝えている。
動画共有サイトで人気のカテゴリー「歌ってみた」に投稿された話題曲やアニメ・ソングを集めたコンピレーション・アルバム第3弾。“イケメンヴォイス”と言われる男性など、ネット上で人気の歌い手による“神曲”と呼ばれる大ヒット曲のカヴァーを収録する。
新世代メタル・バンドとして確固たるファン・ベースを持つ、アメリカはマサチューセッツ州出身の5人組。5作目の今回も仕上がりは上々。ヘヴィ・サウンドを活かした攻撃性を基盤にしつつ、メロディックなパートを巧みに持ち込んでキャッチーにまとめ上げる。『ビルボード』チャート10位を記録。
ジャジィで知的なサウンドで注目のトラックメイカーによる待望の1作目。2010年夏にはクラシックの名曲を元に作り上げたアルバムが話題になるなど、時代の波に乗る彼が緻密な作り込みで完成させた本作には、Awa&Junzら海外勢も多数参加し、スムースかつメロウなトラックに彩りを添えている。