2010年10月発売
制作・出演
A.ベズィメンスキー / ウィーン・ジュネス合唱団 / ウィーン交響楽団 / ウィーン合唱協会女声合唱団 / エリアフ・インバル / エレーナ・プロキナ / コルス・ヴィエネンシス / ショスタコーヴィチ / スコラ・カントルム / ロバート・ホル発売元
日本コロムビア株式会社インバルが1990年から93年にかけて録音し、日本では95年10月に発売した全集の再発売。発売当初から高い評価を受け、インバルの代表的録音とされた。ショスタコーヴィチ理解の指標のひとつである。
ヴァイオリン、チェロ、キーボード、ギター、ベース、ドラムという構成の6人組インスト・バンドの初メジャー・アルバム。全員が東大出身ということで頭でっかちの音楽を想像しがちだが、ロックやジャズ、クラシックをミックスした楽曲は柔軟性に富み、多彩なスタイルを聴かせてくれる。
なんか大御所っぽい貫禄も出てきた73年フロリダ州生まれR&B歌手の、レコード会社を移っての通算6作目。滑らかな行き方のなかにエッジをちりばめた仕上がり。エヴァンスは気張らず、歌う。スヌープ・ドッグやキーシャ・コールなど、ゲストも興味深い。
声質の異なるツイン・ヴォーカルで切ないラブ・ソングを歌う、大阪発の男4人組ロック・バンドのメジャー・デビュー・アルバム。太めでオカッパ頭のメガネ顔と半ズボン姿というコミカルな外見と豊かな音楽性のギャップが売り物というが、繊細な歌詞とキャッチーなメロディはとても魅力的。
80年10月発売の1stアルバムをSHM-CD化。戸川純が後にカヴァーして再評価された「昆虫群」、「電車でGO」、「レーダー・マン」などのほか、デビュー前に作られた多重デモ音源も収録。コーラスに野宮真貴が参加している。
81年7月発売の2ndアルバムをSHM-CD化。野宮真貴、戸川純がそれぞれゲスト・ヴォーカルとして複数曲に参加している。活動期間が短い彼らの貴重なライヴ音源も収録。
90年代にピチカート・ファイヴの最後のヴォーカリストとして活躍した野宮真貴による81年発表のデビュー作がSHM-CD化。ムーンライダーズの鈴木慶一を中心としたメロディ・メイカーによる楽曲のクオリティはもちろん、すでに完成された魅惑の歌声には驚かされる。ボーナス・トラックには、81年のライヴ音源を収録。
ハルメンズと言えばサエキけんぞうや上野耕路が在籍していた約30年前の伝説のニューウェイヴ・バンドだが、初音ミクが歌うとあら不思議、ポジティヴな未来感いっぱいの現在進行形ポップスへと見事に蘇生。サエキも自ら太鼓判を押す、数多いボーカロイドものの中でも白眉作。
ハルメンズのライヴ・サウンドのダイナミズムを忠実に再現するユニットによるセルフ・カヴァー・アルバム。野宮真貴、桃井はるこ、浜崎容子(アーバンギャルド)らが参加。
avengers in sci-fiのメジャー・デビュー・アルバム。前世/現世/来世をイメージした“出会いと別れ”がテーマとなっており、ロック、パンク、エレクトロ、プログレ、シューゲイザーなどが全楽曲でポピュラリティたっぷりに響いている。
男女混合三人組ソウル系ユニットの4枚目。ホーンを含むバンド・サウンドによるソウルやファンク、ジャズなどのグルーヴ感あふれるサウンドと、アンニュイな色気をもったヴォーカルによる、今様シティ・ポップ。須永辰緒プロデュースによるアシッド・ジャズのカヴァーが特に秀逸。
91年録音のクリスマス・アルバム。オーケストラ入りの色彩感あふれるトラックとコンボをバックにしたジャズ指数の高いトラックの二本立てで、「レット・イット・スノウ」の自在なスキャットやフェイクなど面目躍如。作者のメル・トーメとのデュエットが幸福感を喚起する「ザ・クリスマス・ソング」、アート・ファーマーの淡々としたソロが効果的な「チャイルド・イズ・ボーン」もいい。
89年日本国際、91年クーレンカンプ・コンクールで優勝、95年以降はベルリン室内管の芸術監督も務めるショルツの通算5枚目のリサイタル盤。派手さはないが聡明に熟成を深めてきた彼女らしい演奏で、端整な表情と気品のあるカンタービレに魅了される。
活動休止中のTOTOのギタリストによる、約2年半ぶりのソロ・アルバム。タイトルは、日本語ですばり“結果オーライ”。全作よりもプログレッシヴでハードな楽曲が多い。歌詞の中に“FACEBOOK”といった時代を反映させたものや、下ネタ(!)を入れたユーモアもまた、彼の魅力の一つ。