2010年11月10日発売
発売元
日本コロムビア株式会社誰もが、あの鮫島有美子さんのクリスマス・ソングで一夜を過したいと思っていたに違いない。期待にたがわぬ美しい歌声で、聴く者をどこまでも暖かく優しく包んでくれる。録音もホンワカと気持がいい。(7)(12)(13)(17)など特に心に残る名唱で思わずウットリ。
ジェフ・ダウンズ、スティーヴ・ハウ、カール・パーマー、ジョン・ウェットンのオリジナル・エイジアのリユニオン・ライヴ。アルバム『フェニックス』(2008年)ツアーのライヴながら、同アルバムからは2曲のみ収録、他は「時へのロマン」「ドント・クライ」など彼らの代表ナンバーが並ぶ。ウェットンのヴォーカルほか、4人とも衰えを感じさせない。
特にフランクが凄い。天満のソロは深く呼吸するような壮大な構成であり、テンポは自在に変化し、人の心を鷲づかみにするような強い音はまさに圧巻。これは聴きものである。フォーレのソナタも逸品だが、小品はさらに良い出来。ピアニストも共感を持って弾ききる。
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キングレコード株式会社大内友哉と井上初美が2002年に結成したハーモニカ・デュオのセカンド・アルバム。懐かしの映画主題曲を演奏している。こんなアレンジもあるのかと思わせ、さまざまな種類のハーモニカの音色を駆使してサウンドを展開した、実力派の本領発揮といった感じの作りだ。サウンドに遊び心がのぞいたりもする。
バレエ好きな女性、バレエを習っていた女性、子供に習わせたいと思っている女性のためのコンピレーション・アルバム。名曲、有名曲を集めているので、上質なBGMとして気軽にバレエを楽しめる一枚だ。
沖縄・石垣島出身で、ピアノの弾き語りで歌い続けてきた彼女のメジャー・デビュー曲。日本テレビ系『誰も知らない泣ける歌』で採り上げられ評判になった。都会で夢を失いそうになった彼女が実家からの小包で立ち直るというストーリーを、伸びやかな声で歌い上げた。「知床旅情」は森繁久弥の曲のカヴァー。
敏腕制作者ファレル・ウィリアムスらの趣味のポップ・ユニットも、2002年リリースのデビュー作以来マイペースで維持されて、これが4作目。なんか捉えどころのない、妙な含みやひっかかりや広がりは彼らならでは。T.I.とネリー・ファータドが参加した曲もあり。
“悲しみの聖母”と訳される「スターバト・マーテル」は、キリストの死を嘆くマリアを歌った傑作で、ペルゴレージの絶筆となった作だ。名歌手2人による名唱により、名盤と称される録音の久々の復活である。
歌曲のチェロ編曲版で、“ソングズ・ウィズアウト・ワーズ・シリーズ”のフランス歌曲編。歌心あふれるマイスキーならではの繊細で豊かな表情を持って、フランス歌曲の魅力と本質を見事に描き出している。
暗い抒情に彩られた第1番と、円熟の技をみせる第2番に、マイスキー自身の編曲版歌曲を加えたブラームスらしさが充満している1枚。思い入れたっぷりのマイスキーの演奏が心に迫る。
サン=サーンスの主要なチェロ作品をまとめたアルバム。いずれもサン=サーンスの叙情的で洒落た味わいのある名品ばかりだ。マイスキーのたっぷりとした歌わせ方が、それぞれの作品の魅力を際立たせている。
マイスキーが愛妻ケイに捧げた小品集。抒情的でロマンティックな名曲を集め、その多くを自ら編曲している。豊かな歌ごころにあふれた演奏で、マイスキーの妻への、そして家族への愛に満ちたアルバムとなっている。
シューベルトの歌曲のチェロ版に「アルペジオーネ・ソナタ」を組み合わせたアルバム。「音楽は人種や国境を越えて人々の心に直接訴えかける言葉」と語るマイスキーの情感がこもった味わい深いチェロの音色が心に響く。