2010年11月10日発売
制作・出演
エヴァ・ランドヴァー / カルディ・カルドフ / シャルル・デュトワ / セルゲイ・レイフェルクス / トーマス・トロッター / ナターリア・トローイスカヤ / モントリオール交響合唱団 / モントリオール交響楽団 / ヤナーチェク特異な形式で書かれたヤナーチェク唯一の交響曲と、晩年に書かれた大作の宗教曲を収録している。いずれも民族を強く意識した作品だが、デュトワは民族色は薄まるものの、豊かな色彩感と輝かしい響きで表出している。
小澤唯一のワーグナー・アルバム。パリ・オペラ座での「タンホイザー」が好評だったように、もっとワーグナーを聴きたかったと思わせる1枚だ。小澤独特の洗練された極上のワーグナーを聴くことができる。
モントリオール響のコンサートミストレル、ジュイエを立ててのヴァイオリン作品集。かなり凝った選曲で、ジュイエの品のいいヴァイオリンとオーケストラとの調和とコントラストが素晴らしく美しい。
ムローヴァが古楽奏法などに目を向け変貌を遂げる前の、80年代の彼女の代表的なアルバムだ。幾分冷たい完璧な技巧が、この2曲に見事にはまって、彼女の欠点が大いなる長所となって聴き手を圧倒する。
ホルン奏者を父に持ち、自身もホルンの音色が好きだったR.シュトラウスのホルン作品をまとめた、珍しくも洒落た1枚。イギリスの名手タックウェルと、アシュケナージの指揮とピアノで楽しめる。
制作・出演
J.S.バッハ / アントニオ・ペレス=ルイス / イターロ・コランドレア / イヴリン・ナレン / イ・ムジチ合奏団 / セヴェリーノ・ガッゼローニ / トーマス・インデアミューレ / ハインツ・ホリガー / マイケル・コプレイイ・ムジチによる2回目の録音。ホリガーにガッツェローニ、インデアミューレやトゥーネマンにバウマン、チェンバロがガラッティと豪華なソリストを擁しているが、美しい調和に満ちているところがさすがである。
日本を代表するヴィオラ奏者、今井信子による音楽の花束『ヴィオラ・ブーケ』の第1弾。ヴァイオリンともチェロとも違う、人間の声に近い音域と音色をもつヴィオラならではの響きで聴く有名曲の数々は心が洗われる。
世界的なヴィオリスト今井信子による、ヴィオラによる名曲集『ヴィオラ・ブーケ』の第2弾。イギリスの近現代の作品と、バッハの「シャコンヌ」のソロ版と四重奏版を併録するなど、凝った選曲も楽しめる。
世界的なハーピスト吉野直子によるバロック名曲集。いずれも20世紀に活躍したハーピストたちによる編曲で、さらに吉野自身が手を加えてハープの魅力を100パーセント活かしたものにしている。珠玉の1枚。
若きブラームスのメランコリックなロマンティシズムが充満している第1番と、ピアノ紗重層の世界を広げたベートーヴェンの「大公」の組み合わせ。豪華メンバー3人による極上のひと時を味わえる1枚だ。
ラフマニノフが二十歳前後に書いた2曲のピアノ三重奏曲を収録。中でも第2番は、チャイコフスキーの死を悼んで作曲された。ヴァイオリンが2代目のコーエンに代わっての新生ボザール・トリオによる熟達の演奏。
制作・出演
アーリーン・オジェー / ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 / ウィーン国立歌劇場合唱団 / サー・ゲオルグ・ショルティ / チェチーリア・バルトリ / モーツァルト / ルネ・パーペ / ヴィンソン・コールモーツァルト没後200年の命日にあたる12月5日に、ウィーンのシュテファン大聖堂で行なわれたコンサートを収録。当時の望みうる最高最適な独唱者を揃え、合唱、オーケストラともに充実した演奏を繰り広げている。
制作・出演
エディタ・グルベローヴァ / カール・オルフ / ジョン・エイラー / トーマス・ハンプソン / ドム少年合唱団 / ベルリン・シュターツ / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / 小澤征爾 / 晋友会合唱団小澤の19年ぶり2度目の録音。今回はベルリン・フィルという最強のオーケストラを得て、気心の知れた晋友会合唱団とともに渾身の演奏となった。ソリストもグルベローヴァをはじめ充実した布陣で臨んでいる。
制作・出演
アルノルト・シェーンベルク / イェンス・ペーデル・ヤコブセン / キム・スコウン / ジェイムズ・マックラッケン / タティアナ・トロヤノス / タングルウッド祝祭合唱団 / デイヴィッド・アーノルド / ボストン交響楽団 / ヴェルナー・クレンペラー / 小澤征爾制作・出演
ショスタコーヴィチ / ニキータ・ストロジェフ / ニュー・ロンドン児童合唱団 / ブライトン・フェスティヴァル合唱団 / ミハイル・コトリャロフ / ラズロ・ヘルティ / ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 / ロナルド・コープ / ヴラディーミル・アシュケナージソヴィエト革命10周年記念の交響曲第2番、その原曲の交響詩、植林計画讃美の「森の歌」など、体制に沿って書かれた4曲を収録。アシュケナージはオーケストラをよくドライヴし、明快で見通しの良い演奏を展開する。
西野カナ作品で著名なジョルジョとTOKOによるヒップホップ・ユニットの、ユニバーサル移籍第1弾シングル。得意のキラキラ切な系のサウンドを、「First Kiss」ではダンサブルに、「サヨナラのPromise」ではTOKOの歌唱が映えた仕上がりに。「DAY DREAMER」はBENNIE KのCICOを迎えたフロア・ライクな曲。
ウィーンへのオマージュを綴った、グリモーらしいコンセプト・アルバム。モーツァルトからベルクまで、オーストリア=ハンガリー帝国の首都ウィーンの芸術的時代精神の推移を、グリモーの絶妙な演奏で体感できる。