2010年11月24日発売
レコード・メーカーを横断する人気オムニバス・シリーズ。本ビクター盤は1965〜69年のヒット曲を収めた2枚組。加山雄三「君といつまでも」やいしだあゆみ「ブルー・ライト・ヨコハマ」など、高度経済成長へと突き進む時代のナンバーが満載だ。
シカゴ出身のシンガーの4年ぶりの5作目。自身のレーベルからの初リリースとなって、マイク・シティーによる1曲を除き自身の作/プロデュースでまとめた。女性とのストーリーを感じさせる作りで、静かなトーンの中に息づく芯のあるストリート感覚がピリッとした緊張感をもたらす。
アルト・サックス奏者のMALTAによるショパン名曲集。アレンジがよく工夫されており、優れたテクを誇るサックス演奏も予想以上に聴かせる内容だ。ジャズの要素もしっかり導入。有名な「別れの曲」は、晩年のマイルスっぽい悲哀のあるバラード・プレイで魅せる。
スウェーデンの人気ハード・ロックンロール・バンドの7作目。キャッチーなメロディとパワフルで乗りの良いサウンドは、彼らの最高傑作との誉れ高い5作目を彷彿させるもので、ボン・ジョヴィなどの米ハード・ロック・ファンや米パンク・ロック好きへのアピール要素も兼ね備えた力作。
5ピース・バンドのメジャー・アルバム第1作。メンバーが影響を受けた元ジュディマリの恩田快人プロデュース。サウンドは純粋ロックだが、メロディアスな楽曲はポップスとしてのアプローチもある。低音からダミ声、映える高音までヴォーカルの声質が変則的。心の内を吐露するリリカルな詩も心に響く。
石川さゆりの代表曲から2010年の最新曲までを収めた2011年の全曲集。「津軽海峡・冬景色」「だいこんの花」「北の女房」「酔って候」を含む、ヒット・ナンバーが満載の一枚。
演歌界の大ベテラン同士のデュエット・ソング。意外にもデュエットはこれが初めてという二人だが、アジアのハブ空港として知られる韓国の仁川空港を舞台にした大人の苦い恋物語を息の合った歌声で聴かせてくれる。昭和演歌調の「夜霧のふたり」とともにデュエットの新たな定番となるか、注目。
女優としても活躍する歌手、真梨邑ケイの2枚組べスト・アルバム。コンチネンタル・レーベルに残された音源を厳選したもので、スタンダードとボサ・ノヴァの名曲をセクシーな歌声で堪能できる。
中野腐女シスターズによる“男装ヴァージョン”、腐男塾のシングル。全曲の作詞・作曲を手がけるのは、はなわ。社会的メッセージ性の高い表題曲の熱い歌詞を、精一杯“男らしく”歌う“彼女たち”がいじらしくもキュート。カップリングのコミカルな曲調とのギャップも良い。
男女混成5人組による、ビートルズ楽曲のインスト・カヴァー集第2弾。タイトルにもあるように、琉球の伝統楽器のみで演奏されている。細部まで丁寧にアレンジされながら、どこかユーモラスなのが魅力的。こうしたスタイルは自分たちにしかできない、という誇りも感じられる。
“キング・オブ・ヒップホップ”として揺るぎない牙城を築いた、ジェイ・Zのキャリアを彩るベスト盤。シーンを席巻したデフ・ジャム時代のナンバーから、ヒップホップ史に欠かせない珠玉の名曲をセレクト。キングたるゆえんを体感できる一枚だ。
カニエ・ウェストの弟分と言われる彼が、壮大なコンセプトで展開している『マン・オン・ザ・ムーン』三部作の第2弾。ダークなオーラに色濃く包まれたトラックが並んでいる。この物語の主人公・ミスター・ラジャーさながら、ドラッキィな世界に引きずり込まれたような感覚(?)になって、なぜか心地よい。
大ヒットした『リサイタル』から約11ヵ月ぶりとなる2ndアルバム。TBS系ドラマ『ヤンキー君とメガネちゃん』主題歌「ルーズリーフ」をはじめ、「大丈夫」、「トラヴェルマシン」といったシングルを中心に収録している。 ⇒『初回盤』はこちら