2010年11月24日発売
クラシック系の田代万里生と吉武大地、ポップス系の結城安浩という三人のヴォーカリストによるユニットのサード・アルバム。思いっきりフル・ヴォイスのハーモニーで歌いあげられるクラシカル・クロスオーヴァー作品で、川井郁子や伊東たけし、笹本玲奈らの豪華なゲストをフィーチャーしている。
演歌歌手、山内惠介のデビュー10周年を記念したベスト・アルバム。これまでのシングル曲すべてを収録、「船酒場」(2006年)以前の楽曲はヴォーカルを再レコーディングしている。彼の成長の軌跡が窺える一枚だ。
27年ぶりのシングル。那須高原で100匹の犬や猫と暮らす佐良直美が、ともに生きている犬や猫らの生命への祈りを込めて、想像以上に無欲さを感じさせる歌声で淡々と歌っている。「The Sahde of the Tree」「Lullaby of the Milky Way」のカントリー風の英語曲を歌うMaggie Kimは彼女のペン・ネームで、2匹の犬の名前を合わせたもの。
タイトルどおり冬をテーマにしたコンセプト・アルバム。ただしオリジナル新曲は1曲のみで、他はカズンや槙原敬之のカヴァー、既発曲のリアレンジなどで構成。熱さとともにというより人肌の温かさで聴かせるポップさは、このバンドの魅力。本作ではそこがクローズ・アップされている。
TVバラエティ『あいのり』やアメブロで人気の“桃”の結婚を記念したウエディング・コンピレーション。彼女自身はもちろん、そのファンからも収録楽曲を募集した。I WiSH「明日への扉」ほか、全15曲を収録。
レコード・メーカーを横断する人気オムニバス・シリーズ。本ビクター盤は1965〜69年のヒット曲を収めた2枚組。加山雄三「君といつまでも」やいしだあゆみ「ブルー・ライト・ヨコハマ」など、高度経済成長へと突き進む時代のナンバーが満載だ。
シカゴ出身のシンガーの4年ぶりの5作目。自身のレーベルからの初リリースとなって、マイク・シティーによる1曲を除き自身の作/プロデュースでまとめた。女性とのストーリーを感じさせる作りで、静かなトーンの中に息づく芯のあるストリート感覚がピリッとした緊張感をもたらす。
アルト・サックス奏者のMALTAによるショパン名曲集。アレンジがよく工夫されており、優れたテクを誇るサックス演奏も予想以上に聴かせる内容だ。ジャズの要素もしっかり導入。有名な「別れの曲」は、晩年のマイルスっぽい悲哀のあるバラード・プレイで魅せる。
スウェーデンの人気ハード・ロックンロール・バンドの7作目。キャッチーなメロディとパワフルで乗りの良いサウンドは、彼らの最高傑作との誉れ高い5作目を彷彿させるもので、ボン・ジョヴィなどの米ハード・ロック・ファンや米パンク・ロック好きへのアピール要素も兼ね備えた力作。
5ピース・バンドのメジャー・アルバム第1作。メンバーが影響を受けた元ジュディマリの恩田快人プロデュース。サウンドは純粋ロックだが、メロディアスな楽曲はポップスとしてのアプローチもある。低音からダミ声、映える高音までヴォーカルの声質が変則的。心の内を吐露するリリカルな詩も心に響く。
石川さゆりの代表曲から2010年の最新曲までを収めた2011年の全曲集。「津軽海峡・冬景色」「だいこんの花」「北の女房」「酔って候」を含む、ヒット・ナンバーが満載の一枚。
演歌界の大ベテラン同士のデュエット・ソング。意外にもデュエットはこれが初めてという二人だが、アジアのハブ空港として知られる韓国の仁川空港を舞台にした大人の苦い恋物語を息の合った歌声で聴かせてくれる。昭和演歌調の「夜霧のふたり」とともにデュエットの新たな定番となるか、注目。
女優としても活躍する歌手、真梨邑ケイの2枚組べスト・アルバム。コンチネンタル・レーベルに残された音源を厳選したもので、スタンダードとボサ・ノヴァの名曲をセクシーな歌声で堪能できる。