音楽むすび | 2010年11月発売

クリーブランド出身、もう15年にわたって充実した活動を維持している大型ヒップホップ・グループ、ボーン・サグスン・ハーモニーの、これは未発表曲やレア音源をまとめた編集作。早口のラップや耳を引く肉声の絡みはそのままながら、どこか無骨なノリの曲群が印象に残りもするか。

声優ユニットのスフィアやアニメ『けいおん!!』劇中ユニットの放課後ティータイムでも活躍する声優のセカンド・シングル。映画『コイセント』主題歌の「Startline」は前向きな気持ちにさせる清々しいロック。中島美嘉「雪の華」で知られるSatomiの叙情的な詞を真摯に歌う「metamorphose」にも注目。

最高の音で楽しむために！

邦楽ロックDJ集団、TOKYO BOOTLEGによる初の公式アルバム。今回のミックスはリーダー的存在であるDJあばっとが担当。木村カエラや電気グルーヴも交えつつ、マニアックな選曲で迫る。“カッコいい邦楽ロック”への強いこだわりとリスペクトを感じる作品だ。

最高の音で楽しむために！

ラフ・トレードが送り出すLA出身の女性4人組のファースト・アルバム。レッチリに加入したばかりのジョシュ・クリングホッファーやジョン・フルシアンテも関わったことがあるそうだが、ややサイケデリックで幻想的なギター・サウンドが魅力。表現力勝負のような曲が揃っているのがいい。

DEEN、初のカップリング・ベスト。入手しにくかった8cmシングルのカップリング・ナンバーも19曲収録した、名曲揃いの2枚組全29曲収録。隠れた名曲の魅力を今一度発見することができる。

1958年に真打に昇進、2003年に逝去した五代目春風亭柳昇の、にっかん飛切落語会での口演をセレクトしたCD4枚組。弟子の春風亭昇太による監修で、新作落語を追及した柳昇の芸の数々が心ゆくまで堪能できる。

レコード・メーカーを横断する人気オムニバス・シリーズ。本ソニー盤は80〜84年のヒット曲をピックアップした2枚組。近藤真彦「スニーカーぶる〜す」やあみん「待つわ」をはじめ、時代を超えて語り継がれる永遠の名曲が同窓会的に楽しめる。

90年に真打に昇進、活躍をみせる新作落語のトップランナー、春風亭昇太の口演を収めたCDシリーズの第4弾。「悲しみにてやんでい」「宴会の花道」「遠い記憶」など、爆笑必至の口演が満喫できる。

最高の音で楽しむために！

アメリカの人気テレビ・ドラマ『ツイン・ピークス』の登場人物からバンド名をとった、2002年結成のノルウェー出身4人組。本作は日本デビューとなる3枚目のアルバム。素直な表現を形にしたハード・ロックは、耳を傾けるたびにさまざまな表情に引き込まれる。プログレッシヴな感性がいい。