2010年12月8日発売
プライマル・スクリームのギタリストも兼任するバーリー・カドガン。彼が率いるロックンロール・トリオ4年ぶりの3作目は、ドラマーがスティーヴ・ハウの息子ヴァージルへと交替。けれんのないUKロックに、どことなくサイケな色彩が加わったのはご愛嬌。ジャケ写含め、かわいげがあります。
8年間のインディーズ活動を経た3ピース・バンド、MASTERLINKのメジャーでのファースト・フル・アルバム。キラキラ輝くシンセとダンス・ビート、ノイジィなギターがポップに融合した「SUPER SPEED」をはじめ、独自の先鋭的なエレクトロ・ミュージックと洋楽的なメロディ・センスが際立つ一枚だ。
藤圭子のベスト・ヒットとカヴァー曲の数々をセットにした2枚組。DISC 1にはデビュー曲「新宿の女」や「女のブルース」をはじめ、彼女の艶があふれるオリジナルを収録。DISC 2では布施明や小林幸子ら、彼女に縁のある面々がカヴァーを聴かせる。
韓国の国民的シンガー、チョー・ヨンピルのヒット全曲集。1コーラスが日本語で2コーラスが韓国語ということでおなじみの「釜山港へ帰れ」をはじめ、80年代に日本で大いに人気を獲得した彼の懐かしいナンバーが満載だ。
ロックとジャズの垣根を自在に超えたサウンドを聴かせるカルテットのセカンド・アルバム。今作もやはりパワフルなドラムとひずんだベースがロック的な熱狂を煽るダンサブルなナンバーがメインだが、リズムレスの「THE COLD」での郷愁に満ちた静謐さにも深い味わいがある。
人気シリーズ『IN YA MELLOW TONE』のGOONTRAXによる女性ラッパー/シンガーを起用したトラックで構成したコンピ作。艶やかな中に女性の強かさ感じるまさにレディ・ソウルな逸品。nujabesの再来と話題のシルキーなグルーヴが心地良いre:plus、ジャジィなリフにしびれるINCISEの仕事が◎!
全国1万人から集めた笑顔写真でモザイク・アートを作れ。そんな条件をクリアして、2010年にデビューしたアイドル、スマイレージ。いよいよ初のフル・アルバムも発表。セリフ入り曲をはじめ、彼女たちのキュートな魅力を満載。これまでのシングル曲も7曲収録、集大成作品としても楽しめる。
“時代の迷子”とはまさに、開き直ったタイトルながら、70年代ソウルに回帰したことで復調を果たした前作の後押しもあっただろう、レトロ・ソウル路線をさらに強めたアルバム。メランコリックなトーンが支配的なのは、今の時勢の影響という気もするが……。バラードでのせつせつとした歌声が美しい。