2010年12月発売
BR KLASSIK〜バイエルン放送自主制作レーベル コンドラシン/フランク:交響曲ニ短調、ほか 旧ソ連の生んだ名指揮者、キリル・コンドラシンは、クーベリックの次にバイエルン放送響の首席指揮者に着任する予定でした。1978年にソ連から亡命して、コンセルトヘボウ管などへの客演で着々と西側での声望を高めていたコンドラシン[1914-1981]。 しかし彼は、1981年3月7日、クラウス・テンシュテットが本番直前にキャンセルした北ドイツ放送交響楽団のアムステルダム公演(マーラーの交響曲第1番ほか)で代役を引き受け、演奏会を大成功に終わらせたものの、直後に具合が悪くなり搬送先の病院で急死してしまいます。バイエルン放送響と相性抜群と見られていた名指揮者だけに、この悲劇は多くのファンを落胆させることとなります。 そんなコンドラシンが残した録音のなかで、最も知名度が高いもののひとつがアルゲリッチと競演したチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番でしょうか。ワイルドなソロと豪快に渡り合うオーケストラの表現力はいつ聴いても凄いものです。その演奏会の後半に演奏されたのが、このフランクの交響曲ニ短調。 そのピアノ協奏曲第1番を上回るほどのアグレッシヴな演奏は、伝統的な重厚路線とは一戦を画す、コンドラシンならではのシャープなセンスを感じさせてあまりに見事です。 【収録情報】 ・リムスキー=コルサコフ:序曲『ロシアの復活祭』 ・フランク:交響曲ニ短調 バイエルン放送交響楽団 キリル・コンドラシン(指揮) 録音時期:1980年2月7,8日 録音場所:ミュンヘン、ヘルクレスザール 録音方式:ステレオ(ライヴ) Powered by HMV
ソウルやファンク、ジャズの要素をふんだんに盛り込み、海外での評価も高3ピース・バンドによる初のヴォーカル&ラップ・アルバム。七尾旅人、土岐麻子、さかいゆう、TWIGGYなど多彩なアーティストが参加した、聴きごたえのある一枚。
これは新しい。中国語によるJ-POPカヴァー。疾走感のあるキラキラしたエレクトロ・サウンドに乗せて、ゆるふわっとした女性ヴォーカルが歌う中国語は、独特のやわらかな響きが活かされ、国籍不明の魔法の言葉ふうに聴こえる。歌詞カード一面に並ぶ漢字には、読み方のふり仮名付き!
前作から1年3ヵ月ぶりとなる8枚目のアルバム。タイトルには“もう一つの楽園”という意味があり、その名のとおり非常にポップでファンタジーにあふれた楽曲が収録されている。爽やかな前向きな気持ちと、内に秘めたパワー、まるで人生を大航海するような気分にさせてくれる。
GARNET CROWのギタリストでソロ名義での作品もある岡本仁志の、新ソロ・プロジェクトでのファースト。ギタリストとはいえギター中心ではなく、曲本位の音作りと歌で明るくポップな作品に仕上げているのが聴きどころ。ヴォーカルを加工したナンバーが多いが、ストレートな歌声も悪くない。