2010年1月発売
フランスの名花ジャノーリ(1915〜1979)の残したモーツァルト全集の一枚。速い楽章はいくらか遅め、遅い楽章は気持ち速めの穏やかな演奏。気品と粋な雰囲気にあふれ、いかにも貴婦人という感じだ。LPからの復刻だが、ノイズは少なく、音質は非常に明瞭。
カシアス島田(島田伸助)プロデュースによるメジャー初アルバム。リテイク曲の「DEAI」「君のすべて」を除く10曲の作詞を担当する力の入れようだ。抜群の美声とシンプルなバッキングは、少し懐かしく、心に染みこむテイスト。バラードに向いた歌い口の中に、時に沖縄出身を感じさせる節回しを忍ばせる。男性シンガーの逸材。
関根勤主催の劇団“カンコンキンシアター”によるラジオ・コント集第2弾。“コサキン”のナンセンス世界の延長線上にある特殊ギャグだが、劇団なので、女性を含めたキャストが多彩で、また一味違う。下ネタが連発されるものの、陰湿さはまったくなく、むしろ気持ちがよい。
2009年1月に、若きドラマー・佐々木周を正式メンバーに迎えた新生モッズのアルバム。2011年でデビュー30周年を迎えるバンドならではの風格と、80年代初期から何も変わらないパンキッシュで真っ直ぐなロックという相反する要素が無理なく同居し熱く尖ったサウンドはTHE MODSならでは。
4ピース・ロック・バンドのミニ・アルバム。少し前に全盛だった疾走系8ビートが基調だが、メロディ・ラインに何か懐かしいものを感じる。全員平成生まれの彼らがどうやってこの音楽を形成してきたのかに興味をそそられた。ナイーヴな声質の持ち主である大内啓介(vo,g)作の「後悔すればいいじゃない」が特に面白かった。
『SPEED アニメトランス BEST』シリーズの集大成として、過去17作品の中から厳選した“BEST OF BEST”第2弾。2009年を彩った名曲から懐かしの定番曲まで、人気の30曲を一枚に凝縮したアニソン・カヴァー集。 「けいおん!」特集はこちら
ヴォーカロイド“初音ミク”をフィーチャーしたEXIT TUNESのコンピ・アルバム第3弾。最新の人気楽曲ほかを収録。PV製作などもこなすなぎみそによる流麗なイラストが目をひくジャケットにも注目だ。
70年代に活躍した作曲家、森田公一の提供曲と自身のバンド“森田公一とトップギャラン"のコンプリート・シングル・コレクションを組み合わせた2枚組アルバム。河島英五「時代おくれ」や、自身が歌いミリオンセラーとなった「青春時代」などを収録。