2010年4月発売
代表作『ディスタービング』(85年)に併せた84年10月の来日公演(東京厚生年金会館)を収録したライヴ作。絶頂期にあったバンドならではの勢い漲る演奏の醍醐味はスタジオ作以上で、グラハム・ボネットのパワフルなシャウトとスティーヴ・ヴァイの流麗なギター・ソロ、ハーモニーも見事なライヴ秀作。
パリ生まれでコルトーに師事、エネスコやE.フィッシャーとの共演でも知られる往年のピアニスト、ジャノーリ(1915〜1979)。短めのフレージングで表情は折り目正しいが、振幅の大きなルバートが古き良き時代を感じさせる。板起こしだがノイズはほとんどなく良質な復刻。
男性ロック・アーティストのデビュー10周年を記念したリマスタリング編集盤。3枚のアルバムと2枚のシングルから本人が選んだディスク1はベスト盤で、トム・ジョーンズの「LOVE ME TONIGHT」とスティーヴィー・ワンダーの「A PLACE IN THE SUN」の日本語カヴァーも彼のおおらかな歌声にピッタリだ。未発表音源集のディスク2も要注意。
三人組ヴォーカル・ユニットのセカンド・ミニ。噛めば噛むほど……そんな想いや願いも込めての題名だろうか!? ショート・サイズの楽曲をいくつか加えた遊び心を含め、むしろ触れた瞬間から歌の数々が胸にスーッと入ってくる。日本人の琴線を刺激する歌心を持った晴れやかな曲ばかりの作品だ。
五木ひろし自身がギターを弾き、歌っている。新録の「凍て鶴」でのこれでもかといった情感を込めた歌唱こそ、五木ひろしの本領発揮といったところだろう。“涙ぐせ不幸ぐせ”と歌う新曲「おしろい花」では、情感の込めかたも緩めとなっている。コブシというよりも、声圧といったもので演歌にしている。
ピアノ初学者にもショパンの雰囲気を味わえるようリアレンジされた、楽譜と音源CDのセット。左手は単音から2音程度、右手はほぼ旋律だけを弾いているが、音の選択が上手く、ゆったりした「ノクターン第2番」「雨だれ」などはなかなかいい感じ。「英雄ポロネーズ」も意外に別な曲のような楽しさが。そのまま弾く以外にも使えそう。全曲ハ長調!
元SEX MACHINEGUNSのNOISY(vo,b)とHIMAWARI(ds,vo)、元リュシフェルのYUKI(g,vo)によるハード・ロック・バンドのサード・アルバム。凄まじいまでの演奏技術の高さに裏付けられたバンド・アンサンブル〜笑いとくだらなさをたっぷり交えた歌詞が織り成すコントラストが強烈。
スカパラ脱退後、動向が注目されていた冷牟田竜之によるソロ・プロジェクトの1作目。中村達也、森雅樹、ウエノコウジらの協力を得て、スカ、ロック、ブルース、ジャズなどを芯の通った男気あふれるサウンドで聴かせる。スカパラ時代の楽曲5曲の再演も話題の復活作。
男性アーティストの楽曲をカヴァーした“VOICE”シリーズの集大成となる第3弾。アレンジャーとして石川鷹彦、島健、鎌田ジョージ、藤井理央らが参加。名曲の数々がロック、クラシカル、ジャジィと多彩なアレンジによって生まれ変わっている。