2010年7月21日発売
九州のヒップホップ界で熱狂的な支持を得ているラッパー、ZANG HAOZI(ザン・ハオズィ)のアルバム。AK-69、BIG RON、HOKTなどなど、数多くの有名ラッパーたちの客演も魅力だが、それ以上に、使い古された言葉たちが臨場感を持って響くところに魂が痺れた。それもリアルゆえ!?
アリエル・ピンクを中心とするロサンゼルスの4人組が、イギリスの著名レーベル“4AD”と契約しての第1弾アルバム。何よりも特徴的なのは70年代の実験的ロック/ポップスを思わせるサウンドと楽曲。時間軸を錯覚しそうになるが、そのアーティスティックな感性には濃密な中毒性がある。★
UKはサウス・ロンドン出身の女性R&Bシンガー、ロックスのデビュー・アルバム。5歳の頃からシンガーとして活動する実力派で、デビュー前からすでに話題沸騰。キュートなルックスからは想像できないパワフルな歌声が印象的だ。
米ブルックリン出身の5人組バンド、ヒア・ウィ・ゴー・マジックの2ndアルバム。きらびやかなポップ・チューンや心地よいハイトーン・ヴォイスは一度聴いたら思わず病みつきに。ブルックリン勢好きは要チェック。
2010年4月にメジャー・デビューした4人組ロック・バンドのセカンド・シングル。「理想郷」はライヴで定番のナンバーでファンからのCD化の要望が高かった名曲。“未来を掴み取れ”という熱いメッセージが胸を打つ。カップリング「When You Wish Upon a Wind」のイントロでは美しいコーラスを聴かせる。
小・中学生女子のリアル・アイドルのデビュー・アルバム。楽曲&プロデュースがつんく♂ということで、全曲これ、少女歌謡と80年代ガールズ・ポップスの幸福な融合体。デコラティヴにはしないけど乙女独特のスペシャルなキラメキ感は残すという制作コンセプトに、どこかホッとするスタンダード盤だ。
シンガー・ソングライター、因幡晃のデビュー35周年記念アルバム。「わかって下さい」といった代表曲や未発表曲「しあわせの近道」など、全13曲を収録。最大の魅力である歌声を引き出すため、ピアノを中心とした小編成スタイルでのアレンジとなっている。
俳優としても活躍する演歌歌手のシングル。過去の作品とは打って変わり、本来のネアカなキャラクターを活かした明るく元気な楽曲。本作を引っ提げ、中・高年女性の若返りの伝道師を目指す。
DJ HASEBEによる、自身の作品のみを集めた初のミックス・アルバム。活動20周年を記念し、Sugar soul+ZEEBRAのヒット曲「今すぐ欲しい」ほか、30余る曲をノンストップで収録。
アンサンブルの総体、そして弦楽器のみと管楽器のみ。というように、ここにはオーケストラ・アンサンブル金沢を裸にしてしまうような手強い曲が並んでいる。しかしピヒラーの指揮のもと、技術・スタイル・表現のどこをとっても隙がない。好演である。
80年代に一世を風靡したa-haの1stアルバムが、メジャー・デビュー25周年記念盤としてリイシュー。大ヒット曲「テイク・オン・ミー」のヴァージョン違いやデモ・テイクなど、デラックス・エディションならではの貴重なトラックも満載。