2010年9月8日発売
ヴォーカルの脱退で現在活動休止のドラゴンフォース。そんな中リリースされたのは、バンドにとって初のライヴ作品。2008〜2009年のワールド・ツアーから、ベストなテイクを手直しすることなく収録。リアルなバンド像を浮かび上がらせる。ちなみにツアー合計演奏時間は2万時間超!
モロにブーム乗っかり型の企画盤なれど、龍馬や幕末ってジャズとどこか相性イイような気も。存在的にはむしろパンクなんだが。内容は、龍馬の人生をロック/ポップス/演歌の名曲のジャズ・アレンジで表現するという奇想天外なもの。これもある意味、龍馬的……なのか。
ロイヤル・フィル来日公演でのライヴ録音(2009年9月)。壮大なスケール感を出すためか全体にテンポ設定が遅め。それがかえって緩んだ印象を与えてしまっているのは否めない。オケのクオリティ、特に響きがやや煩雑に聴こえるのも惜しい。西本の要求に応えきれていない感が強い。
西本智実とロイヤル・フィルの出会いを記録した2009年の東京でのライヴ録音。一期一会的な緊張と勢いが演奏に感じられる。西本の指揮は熱く、ロイヤル・フィルを積極的にリードする。ロイヤル・フィルはさすがに潜在能力が高く、ここというときに地力を発揮する。
「あんたの大阪」は韓国人女性歌手キム・ランヒが99年に発表した曲のカヴァー。男の背中を押して勇気づけてくれる、阪神ファンにも聴いてほしい、浪花娘の神野美伽にピッタリの曲。「美しきニッポン」は後藤次利が作曲した曲で、気宇壮大なハイパー演歌とでもいうべき日本国への応援歌。2曲とも元気もらえます。
その艶やかなハイ・トーン・ヴォイスで世に名を知らしめた元TNTのヴォーカリストによるソロ・プロジェクト。TNTのナンバーを中心に、既発の楽曲をアコースティック・スタイルでセルフ・カヴァーするコンセプトだが、彼の歌声とアレンジでTNTメロディの美しさを再確認できる。予想以上のポップ感覚だ。