音楽むすび | 2013年2月20日発売

2013年2月20日発売

イ・ソレル:歌劇「気のいい気難し屋」イ・ソレル:歌劇「気のいい気難し屋」

マルティーン・イ・ソレル:『ぶっきらぼうな善人』(2CD) バレンシア出身の作曲家ビセンテ・マルティーン・イ・ソレルの名前は、現在ではほとんど知る人もいませんが、生前はオペラ・ブッファの作曲家として、ウィーン宮廷歌劇場で「モーツァルトのライバル」とまで目されていた人気者でした。この『ぶっきらぼうな善人』は彼の最も成功した作品の一つで、18世紀の劇作家カルロ・ゴルドーニの戯曲をもとにロレンツォ・ダ・ポンテが台本を書き、1786年にウィーンで初演されています。鮮やかな台本、優雅で魅惑的な音楽に彩られた、確かにモーツァルトの作品と比肩される見事なオペラと言えるでしょう。  今回このオペラを蘇演するにあたっては、名ソプラノ、ヴェロニク・ジャンスをはじめ、大人気テノール、サイミール・ピルグ、カルロス・ショソンなど最高の歌手陣を揃えています。また古典とバロック様式のエキスパート、クリストフ・ルセによる完全なる音楽にも注目。このフランスの指揮者がお届けするマドリッド交響楽団の甘くて滑らかなサウンドは、まさに理想的に調和したものです。  DYNDVD33580と同演奏。世界初CD化。(DYNAMIC) 【収録情報】 ・マルティーン・イ・ソレル:歌劇『ぶっきらぼうな善人』全曲  アンジェリカ:エレナ・デ・ラ・メルセド(ソプラノ)  マダム・ルチッラ:ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)  マリーナ:セシリア・ディアス(ソプラノ)  ジョコンド:サイミール・ピルグ(テノール)  ヴァレリオ:フアン・フランシスコ・ハテル(テノール)  ドルヴァル:ルーカ・ピザローニ(バス・バリトン)  フェッラモンド:カルロス・ショソン(バリトン)  カスターニャ:ホセ・ミケル・ラモン(バリトン)  マドリード・レアル劇場(王立劇場)管弦楽団(マドリード交響楽団)  クリストフ・ルセ(指揮)  録音時期:2007年11月  録音場所:マドリード、王立劇場  録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ) Powered by HMV

ピッチンニ:歌劇「アメリカーノ」ピッチンニ:歌劇「アメリカーノ」

ピッチンニ:『アメリカーノ』(2CD) 1996年にマルティナ・フランカで上演された珍しいオペラ『アメリカーノ』は、イタリア、バーリ生まれのグルックと同世代の作曲家ピッチンニによる作品です。彼はローマで成功し、マリー・アントワネットによってパリに招かれ数多くの作品を書きましたが、周囲の企みにより、グルックと競わざるを得なくなったことで知られています。批評家たちは2人に同じ題材による作品を書かせ、パリの市民たちは二手に分かれ支持しあうという無意味な論争は、後に「グルック・ピッチンニ論争」と呼ばれるほどの争いとなりました。当時はそれほどまでに人気のあったピッチンニですが、いつしかその作品は忘れられてしまい、現在ではほとんど耳にする機会がありません。この作品は1772年2月22日にローマで初演された喜劇で、ユーモアのセンスに溢れた気の利いたセリフと、随所にみられる美しいメロディが印象的な作品です。  CDS177の新装盤。(DYNAMIC) 【収録情報】 ・ピッチンニ:歌劇『アメリカーノ』全曲  ヴィロット:サイモン・エドワーズ(テノール)  シルヴィア:パトリツィア・チオーフィ(ソプラノ)  カヴァリエレ・リサンドーロ:ドメニコ・コライアンニ(バリトン)  ドンナ・アウローラ:ジョヴァンナ・ドナディーニ(メゾ・ソプラノ)  イタリア国際管弦楽団  エリック・ハル(指揮)  録音時期:1996年11月  録音場所:マルティナ・フランカ  録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)  旧品番:CDS177 Powered by HMV

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