2020年8月21日発売
制作・出演
グレッグ・スピーロ / ジュディ・ジャクソン / スピリット・フィンガーズ / ダリオ・キャッゾリーノ / バビー・ルイス / ブラクストン・クック / マイク・ミッチェル / マックス・ゲール発売元
BSMFRECORDS半世紀の時空を超えたヴィンテージ・ロックの芳香。 エリン・ラーソンの女声シャウトが導く、ブルージーでサイケな音のトリップ第3弾! スウェーデン&アメリカの混声ユニットであるブルーズ・ピルズは 2011 年にスウェーデンのエレブルーで結成。 古色蒼然たるブルース・ハード・ロックとアメリカ西海岸サイケデリアにモダンなエッジを加えたサウンド、そして“ジャニス・ジョプリンの再来”とも呼ばれるエリン・ラーソンのソウルフルでエモーショナルな歌声は世界を席巻してきた。 『ブルーズ・ピルズ』(2014)『レディー・イン・ゴールド』(2016)という 2 枚のスタジオ・アルバム、ステージ・パフォーマーとしての技量を見せつけるライヴ盤を複数枚発表してきた彼らだが、『レディー・イン・ゴールド』はドイ ツのナショナル・チャートで 1 位、スウェーデンでは 2 位というヒットを記録。 現代のハード・ロックを代表するバンドのひとつとなって 4 年ぶりに発表する 3rd スタジオ・アルバムが『ホーリー・モーリー!』だ。 ウーマンリブを高らかに宣言する「プラウド・ウーマン」で“解き放たれた女性像”を歌い上げ、「カリフォルニア」でサマー・オブ・ラヴに想いを馳せるサウンドは、1960 年代の熱気を再現している。 ただ、レトロ一辺倒に走ることなく、生身のダイナミックな演奏は、あたかも目の前でライヴを繰り広げているようだ。 エリンの熱唱とゴスペル・クワイアーをフィーチュアした「ウィッシュ・アイド・ノウン」など、全編魂を熱くするナンバーが貫く作風は、前 2 作で試行してきた作風がひとつの到達点に帰着したことを感じさせる。 ザック・アンダーソンがベースからギターに転向、クリストファー・スカンダーがベーシストとして新加入。 オリジナ ル・メンバーであるザックとエリンのヴィジョンがさらに明確になって、“ブルーズ・ピルズ=ブルースの錠剤”を呑み下したような高揚感は、ナチュラル・ハイなトリップだ。 バンド自身のセルフ・プロデュースで、その生のステージ・パフォーマンスをパッケージした本作は、まだ日本のファンが見たことのない彼らのライヴのエネルギーがふんだんに封じ込められている。 ジャケットのアートワークを手がけるのは、ウクライナ在住のアーティスト、ダリア・フラザトヴァだ。 アメリカ西海岸ポスター・アートとオーブリー・ビアズリーが交錯する画風は、懐かしくも妖しい魅力を放つ。 【日本語解説書封入】
カナダのメロディック・パワー・メタル・バンド、アンリーシュ・ジ・アーチャーズによる3年ぶり5枚目の作品は再 びコンセプト・アルバム。 まるでドイツのバンドのような勇壮さを湛えたファンタジー・ワールド全開。 4オクターヴ の声域を誇るヴォーカリスト、ブリトニー・スレイズの歌も冴え渡る。 【日本語解説書封入】 クラシックのバックグラウンドを持ち、4オクターヴの声域を誇る実力派ヴォーカリスト、ブリトニー・スレイズ擁す るカナダのアンリーシュ・ジ・アーチャーズ。 そのスタイルはメロディック・パワー・メタル・バンドと言われること も多いが、デス・ヴォーカルが取り込まれているなど、その射程は意外と広い。 07年、ブリトニーとドラムのスコット・ブキャナンを中心に、アンリーシュ・ジ・アーチャーズは結成された。 09年、 自主制作にてデビュー・アルバム『Behold the Devastation』をリリース。 11年に再び自主制作により、セカンド・ アルバム『Demons of the AstroWaste』を発売したのち、ついにヨーロッパの大手ナパーム・レコーズとの契約を獲得。 演奏、楽曲、歌詞、あらゆる面で一皮も二皮も剥け、一気にメジャー感の増した15年の『Time Stands Still』は、 アンリーシュ・ジ・アーチャーズの名を一気に世界へと広めた。 17年にリリースされた次作、『Apex』ではさらなる パワーアップを見せた。ブリトニーの圧倒的な歌唱力を武器として、アンリーシュ・ジ・アーチャーズはパワー・メタ ル界制覇へと邁進していったのである。 前作から3年。この度5枚目となるアルバム、『アビス』が満を辞してリリースとなる。前作の『Apex』というタイトルは「頂点」を意味していたが、今回はその逆、つまり「底知れぬほど深い穴」のこと。 不死身のものを主人公とした コンセプト・アルバムであった『Apex』。『アビス』はその続編だというのだから、ファンの期待は否が応にも高まろ うというもの。 当然、『アビス』はそんな膨らみきった期待に見事に応える仕上がりだ。ドイツのバンドのような勇壮 な歌メロにツイン・リード・ギター。タイトな演奏。 おなじみブリトニーの美声とデス声の掛け合い。アルバムから歌 詞に至るまで、徹底したファンタジックな世界観。 本作には良い意味で、いつも通りのアンリーシュ・ジ・アーチャー ズが詰まっている。 前作に引き続きヤコブ・ハンセンがエンジニアリング/マスタリングを担当しており、そのプロダクションも見事 日本盤限定ボーナス・トラックとして、コリー・ハートの「サングラス・アット・ナイト」のカヴァーが収録される。