2021年5月発売
ベテラン・ストーナー・ロック・バンド、モンスター・マグネットによるカバー・アルバムが登場! とにかくヘヴィでスペーシーでサイケデリック。 Pentagram、The Pretty Things、Jerusalem、Josefusといった、 ヴォーカリスト、デイヴ・ウィンドーフの渋過ぎるチョイスに、マニア は思わずニヤリとしてしまうこと間違いなし! 【日本語解説書封入 / 歌詞対訳付き】 モンスター・マグネットは、ニュージャージーのストーナー・ロック・バンド。1989年に結成され、 90年代にKyussやFu Manchuといった バンドとともに、ストーナー・ロックを人気ジャンルに押し上げた立役者である。 91年に『Spine of God』でアルバムデビューを果たして以降、コンスタントにアルバムをリリース。 ずっとツアー漬けの生活を送って来たモンスター・マグネットだが、そんな彼らも20年の2月に行われたヨーロッパツアーを最後に、 ライヴ活動を停止せざるをえなくなってしまった。 ツアーが生き甲斐だった彼らは、ロックダウン生活が1ヶ月も続くと、気も狂わんばかりに退屈してきた。 しかし、インターネットでリハーサルを配信するようなタイプのバンドでもない。かと言って、レコーディングできる新曲もない。 病院が満杯だとか、今日は何人死んだとか、そんなニュースをボーッと見ているくらいなら、何かやりたい。 ということで思いついたのが、カバー・アルバムだった。パンデミック下における「ディストピア!世界の終わり!革命!」といった雰囲気は、 60年代終わりから70年代にかけてのそれに似ていた。ヴォーカリストのデイヴ・ウィンドーフは、その頃の音楽が大好き。 ショウが始まる前も、いつもその時代の音楽を聴いていた。そういう訳で、アリーナ・ロックやヘヴィメタルなんかが出てくる以前の音楽、 いわゆるサイケデリアやガレージ・パンクの香りが残るヘヴィなロックのカバー・アルバムを作ることにしたのだ。 本作に収録されている曲は、いずれも誰もが知っているヒットナンバーでは「ない」。 PentagramやThe Pretty Thingsなど、それなり のビッグネームから、Jerusalem、Josefusなど、サイケ・ファンであれニヤリとしてしまうもの、 そしてさらにマニアックなものまで、思わずうならされてしまう楽曲が次々と飛び出してくる。 デイヴはこれを「4次元からのプレイリスト」と表現しているが、まさにそれも納得。ヘヴィな楽曲の中に、シタールやスペーシーな効果音が飛び交い、 60年代〜70年代という怪しかったけれど夢の溢れていた時代のノスタルジアを感じさせる作品に仕上がっている。 まぎれもなくモンスター・マグネットのルーツを示すものであり、パンデミック下の世界にとって最高のサウンドトラックでもある。 【メンバー】 デイヴ・ウィンドーフ(ヴォーカル、ギター) フィル・カイヴァーノ(ギター) ガレット・スウィーニー(ギター) アレク・モートン(ベース) ボブ・パンテラ(ドラムス)