著者 : らる鳥
幼馴染の猫の妖精・シャムとともにヴィルダージェスト魔法学校に入学して早一年。努力と持ち前の才能によって、学年一の成績を収めたキリクは初等部の二年生となる。学年替わりの冬休み、キリクとシャムは先代校長・ハーダス先生が遺した仕掛けを見つけるため、学校内を探索することに。新たな魔道具の手掛かりを発見するも、そこに見知らぬ上級生が現れてー。学年も上がりレベルアップした魔法の授業。初めての後輩との出会いと交流。そして、ケット・シーの村がある故郷の森への林間学校。二年次も魔法学校では楽しいイベントが目白押し!マイペースな少年キリクと、しっかりものの相棒シャムの、ちょっと不思議な魔法学校物語、第二弾。
猫の妖精ケット・シーの村で育てられた人間の少年キリクは、村を訪れた魔法使いの先生に才能を見いだされ、ウィルダージェスト魔法学校への入学を勧められる。その学校は結界で覆われた異界に存在し、周辺諸国の魔法の才能がある子供が集められる特別な学び舎であった。キリクは魔法への憧れから、ケット・シーの相棒シャムとともにウィルダージェスト魔法学校に入学することに。魔法の覚えの早さから周囲の注目を集めたり、休日は初めてできた人間の友達と街に出かけたり、先生に抜擢されて魔法薬作りのお手伝いをしたり。マイペースな少年キリクと、しっかりものの相棒シャムの、ちょっと不思議な魔法学校物語。
前世の記憶を持ち、錬金術師が統治する国に生まれたルービット。自身も錬金術師としてずば抜けた才能がありながらも、しがらみに囚われず気楽に生きたかったルービットは、人類圏の最端にアトリエを構えることに。レア素材を採取したり、ポーションやアイテムを作ったり、その傍らに釣りを楽しんだり…と気ままな辺境生活を満喫する。そんなある日、恩師からの紹介である少女が「錬金術師として生きていく術を教えてほしい」と訪ねてくる。一方、ルービットがこっそりと研究を重ね、大切に育ててきたホムンクルス・ヴィールが順調に成長し、とうとう外に出られるように。一人だったアトリエ生活は一気に賑やかになり…!?時には街の平和を守ったり、領主の目にとまってしまったり…異世界の片隅でひっそり暮らすはずが、優秀すぎて意図せず大活躍!?規格外の錬金術師と相棒のホムンクルスが送る悠々自適な辺境ライフ、スタート!
この千年で得た記憶は、全て溢さずに持っていく。忙しくても、持て余し気味でも、楽しくても虚しくても、時間は流れていく。南の大陸への支援も終わりを迎え、エイサーは各地を旅する。ヨソギ流の行く末、大事な人が遺したものとの再会、きたるべき別れ、いろいろなことはあれど時は過ぎ、-ハイエルフとしての時間が終わるその時がやってくる。エイサーが最後に選んだもの、それは…。
我は友に問わねばならぬ。この世界は、友にとって変わらずに素晴らしき、価値ある世界であるのかと。アイレナと共に忙しくも平穏な時を過ごしていたエイサーのもとに黄金竜が訪れ、尋ねる。前世の記憶を持ったもう一人のハイエルフが起こした悲劇、さらには新たな“家族”の登場に、-エイサーは覚悟を決める。
全ての古の種族と出会ったハイエルフよ、どうして君は、旅をする?大陸西部のエルフ達を守るため、エイサーはその力と権威を使ってなんとか国づくりを進めていく。一段落つき、ようやく息子ウィンと再会するが、彼は複雑な表情を浮かべていた…。-そしてついに、アイレナと雲の上へやってきたエイサーを真なる巨人が待ち受ける!
僕には、まだ外の世界でやりたいことがあるんだ。ヨソギ流の世代交代を見守り、ハイエルフの長老と話をしたエイサーは、記憶の中にある友人たちの姿を形として残したいと思い、石像の彫刻を学ぶことに決めた。次なる目的地は大理石で有名な町、マルマロス。彫刻師として有名な伯爵に、久しぶりの弟子入りを申し込む…!
避けられない別れ、それでも僕は立ち止まらない。ついに訪れたウィンの巣立ち、そしてカエハの最期…。大きな別れを経験したエイサーはどこか遠くへ行きたいと思い、ヨソギ流源流の地を目指す。その道中、精霊が見える少女や神術使いの少年、本物の仙人と出会い、図らずも東方の大帝国の世界を揺るがす秘密へとたどり着く…!
深い森を飛び出し、鍛治、剣、魔術を習得したエイサーは、成り行きでエルフと人間との間に生まれたハーフエルフの子供を引き取ることに。とりあえず以前訪れた町を巡りながら子育てに励む。周辺国の情勢、師との再会、そして子供の成長…。旅の中で、時は流れ、変わりゆく。
物心がついて120年、前世の記憶を持つエイサーは、代わり映えのない森の生活に飽きていた。鍛冶や剣術を学ぶために弟子入りしたり、魚介類を食べに港町にいったり、たまに精霊術で人を助けたりー気まぐれハイエルフの、自由奔放な旅がはじまる。