小説むすび | 著者 : アビー・グリーン

著者 : アビー・グリーン

消えた家政婦は愛し子を想う消えた家政婦は愛し子を想う

お願い、わたしを捜さないで……! それは、愛するふたりを守るため。 旅先で事故に遭い記憶をなくしたセイディは、長身でハンサムな男性 クインと熱い恋におちた。そして幸福の絶頂で赤ん坊を産んだ瞬間、 突如、記憶が甦ったーー家政婦として雇われていた屋敷で、 偶然殺人を目撃して命を狙われ、身を隠して暮らしていたのだと。 愛するクインに真実は告げられない。セイディは黙って姿を消した。 生まれたばかりの赤ん坊とクインに、たった1枚メモだけ残して。 〈行かなければならないの。わたしを捜さないで。愛してるわ〉 幸せだった日々の思い出を胸に、つらい別離を彼女は耐え抜いた。 4年後、ついに事件は解決し、再会の夢は叶った。だが皮肉にも、 仕事で成功し大富豪となったクインに金目当てと疑われて……。 最愛の男性とのベビー誕生、幸せを引き裂く過去の記憶、悲しい別れ、そして苦い再会ーードキドキとハラハラが盛りだくさんな展開! 奇才アビー・グリーンが綴る、波瀾に満ちたヒーローとヒロインの運命の逆転劇に、ページを繰る手が止まりません!

イタリア富豪の不幸な妻イタリア富豪の不幸な妻

イタリアの至宝のような富豪との政略結婚。 愛されもせず、逃げられもせず……。 イタリア富豪ジャンニとの政略結婚か、さもなくば勘当か。 キーリンは苦しい選択を迫られていた。 父の会社を救うためでも、愛のない結婚なんてあまりに悲しい……。 知恵を絞った末、ジャンニのほうから破談にしてくれることを願い、 キーリンはひたむきに、嫌われる努力を重ねたーー いつもの自分らしくなく、派手に装い、派手に振る舞って。 なのに、ジャンニは美しい顔に蠱惑的な笑みを浮かべるだけで、 彼女の抵抗などものともせずに政略結婚を進めた。 ついに初夜を迎え、キーリンは実は無垢であることを正直に告げた。 すると彼が嘲るように言い放った! 「もういい。君にはうんざりだ」 どんな女性も振り向かずにはいられないほどの、絵に描いたようにハンサムなイタリア富豪ジャンニ。そんな完璧な彼にも、どうしてもキーリンと結婚しなければならない訳が……。かたや、愛なき結婚がどうしてもいやなキーリン。そんな二人の新婚生活の行方は?

祭壇に捨てられた花嫁祭壇に捨てられた花嫁

私を祭壇に置き去りにした憎い人。 なのに愛さずにはいられなくて……。 結婚式当日、花婿のイタリア富豪ヴィトは現れなかった── 伯父に強いられた政略結婚で、彼のことはよく知らないけれど、 いくらなんでも酷すぎるわ! フローラはドレス姿のまま、 彼のオフィスに押しかけた。だがヴィトから伯父が彼の両親を 破滅させたこと、そしてこの結婚は伯父への報復だったことを 聞いて呆然とする。伯父は8歳で両親を亡くした彼女を引き取った 恩人だが、一方で彼女の両親の遺産を強奪した悪人でもあったから。 帰る家もお金も頼れる人もなく、フローラはどん底に落ちた。 半年後、ヴィトは出先でウエイトレスとして働くフローラを見つけ 驚愕する。「ここで何をしている? いったい何があったんだ?」 支配的で強欲な伯父の操り人形として生きるしかなかったヒロインと、両親を死に追いやったヒロインの伯父を追いつめることに人生を費やしてきたヒーロー。二人の間に思いがけず芽生えた純愛を、大スター作家アビー・グリーンが情感豊かに描きます!

家政婦がシンデレラになる夜家政婦がシンデレラになる夜

伯爵に選ばれてシンデレラに。 でも魔法が解けたら、ただの家政婦。 家政婦のキャリーは人生のどん底で雇ってもらってから、 4年間、リンデン伯爵マッシモに忠実に仕えてきた。 すべての女性にとって憧れの的である伯爵をひそかに想いながらも、 彼の華やかな恋人たちに嫉妬する資格は自分にはないと思っていた。 ある日、彼女はマッシモから舞踏会への同行を頼まれる。 給仕や後片づけをするのが仕事の私が、着飾って伯爵と舞踏会へ? マッシモの指示によってキャリーは美しいドレスや宝石を身につけ、 夢の一夜を経験した。そのうえ彼に誘惑されて、身を任せてしまう。 甘い日々はそれからも続いたーーキャリーが双子を身ごもるまでは。 ヒロインは、ヒーローが同じ女性とは二度とベッドをともにしないのを知っていました。なぜかヒロインは何週間も彼の恋人でいられますが、妊娠したとき、子供を一人で産んで育てる決心をします。恋人から家政婦に戻り、今までどおり働くことになるとしても。

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