著者 : オマル・ハイヤーム
トゥーサン版 ルバイヤートトゥーサン版 ルバイヤート
我らなど灰にすぎない 風が来たれば消え去る灰に 生と死と運命の瞑想、薔薇と盃の愉楽ーー聖書と並ぶ全世界的な古典『ルバイヤート』待望の新訳版。 原作の感覚と感情を見事に伝えることを完璧な技量で成し遂げたと評される、吹きゆく微風のように軽やかな、フランツ・トゥーサンによる大胆かつ流麗なフランス語散文訳版からの初めての邦訳。全170首を完訳、挿絵も多数収録。
ルバイヤートルバイヤート
過去を思わず未来を怖れず、ただ「この一瞬を愉しめ」と哲学的刹那主義を強調し、生きることの嗟嘆や懐疑、苦悶、望み、憧れを、平明な言葉・流麗な文体で歌った四行詩の数々。十一世紀ペルシアの科学者、オマル・ハイヤームのこれらの詩は、形式の簡潔な美しさと内容の豊かさから、ペルシア詩の最も美しい作品として広く愛読されている。
ルバイヤートルバイヤート
まえがき 解き得ぬ謎(1-15) 生きのなやみ(16-25) 太初のさだめ(26-34) 万物流転(35-56) 無常の車(57-73) ままよ、どうあろうと(74-100) むなしさよ(101-107) 一瞬をいかせ(108-143) 解 説 註
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