著者 : グリム兄弟
巨人・小びと・水妖・悪魔・精霊・人狼などのあやかしが日常に闖入し、人びとの運命を揺り動かす、印象的な物語の数々。『グリム童話集』と平行して兄弟が蒐集に明け暮れ、後の作家たちの創作の尽きせぬ源泉ともなった名著を、グリム兄弟自身の手跡確かな初版本をもとに新たに全訳。本編584話+補遺26話を完全収録し、訳註などの付録資料も充実。
わがままゆえに病気になった男の子。息子の死後、その墓を訪れた母親が行った仕打ちとはー。完成から百年以上の時を経ても、今なお多くの人に読まれているグリム童話。そこには「エゴ」「欲望」「悪」「死」といった人間にとってもっとも根源的な問いかけに対する答えが、散りばめられている。グリム兄弟が各地を廻って収集した民話・昔話を幾度にもわたって改訂し、完成させた完全版の初完訳、第二弾。
毒リンゴの罠におちいりながらも、無理に息を吹き返した雪姫。しかし物語は、「めでたしめでたし」では終わらなかった。さて、継母の運命や如何に…。聖書の次に多くの読者に読まれているという『グリム童話』。本編はグリム兄弟の手によって幾度も改訂された後に、ついにできあがった完全版。洗練されていながらも、オリジナルの味わいが息づいている。グリム兄弟が本当に伝えたかったものがここにある。初の完訳版ついに刊行。
四三 おくさま狐の御婚礼〈KHM 38〉 四四 まほうをつかう一寸法師〈KHM 39〉 四五 強盗のおむこさん〈KHM 40〉 四六 コルベスさま〈KHM 41〉 四七 名づけ親さん〈KHM 42〉 四七イ へんてこなおよばれ 四八 トゥルーデおばさん〈KHM 43〉 四九 死神の名づけ親(第一話)〈KHM 44〉 四九イ 死神の名づけ親(第二話) 五〇 おやゆび太郎、修業の旅あるき〈KHM 45〉 五一 まっしろ白鳥〈KHM 46〉 五一イ 青ひげ 五一ロ 人ごろし城 五二 柏槇の話〈KHM 47〉 五三 ズルタンじいさん〈KHM 48〉 五四 六羽の白鳥〈KHM 49〉 五五 野ばら姫〈KHM 50〉 五六 めっけ鳥〈KHM 51〉 五七 つぐみのひげの王さま〈KHM 52〉 五八 雪白姫〈KHM 53〉 五九 背囊と帽子と角ぶえ〈KHM 54〉 五九イ ながい鼻 六〇 ハンスばか 六一 がたがたの竹馬こぞう〈KHM 55〉 六二 恋人ローランド〈KHM 56〉 六三 黄金の鳥〈KHM 57〉 六三イ 白はと 六四 犬と雀〈KHM 58〉 六四イ たのもしい名づけ親のすずめの話 六五 フリーデルとカーテルリースヒェン〈KHM 59〉 六六 二人兄弟〈KHM 60〉 六七 水のみ百姓〈KHM 61〉 六八 蜂の女王〈KHM 62〉 六九 三枚の鳥のはね〈KHM 63〉 七〇 黄金のがちょう〈KHM 64〉 七一 千びき皮〈KHM 65〉 七二 小兎のおよめさん〈KHM 66〉 七三 十二人のかりゅうど〈KHM 67〉 七四 どろぼうの名人とその大先生〈KHM 68〉 七五 ヨリンデとヨリンゲル〈KHM 69〉 七六 三人のしあわせもの〈KHM 70〉 七七 人くい鬼 七八 六人男、世界を股にかける〈KHM 71〉 七九 狼と人間〈KHM 72〉 八〇 梨のこぞうはどうしても落ちない 八一 狼と狐〈KHM 73〉 八二 狐と名付をたのんだ奥さま〈KHM 74〉 八三 狐と猫〈KHM 75〉 八四 なでしこ(第一話)〈KHM 76〉 八四イ なでしこ(第二話) 八五 ちえ者のグレーテル〈KHM 77〉 八六 さしもの師とろくろ細工師の話 八六イ 木の馬 八七 としよりのお祖父さんと孫〈KHM 78〉 八八 水の魔女〈KHM 79〉 八九 めんどりの死んだ話〈KHM 80〉 九〇 のんきぼうず〈KHM 81〉
一 蛙の王さま (一名)鉄のハインリヒ〈KHM 1 〉 一イ 蛙の王子 二 猫とねずみとお友だち〈KHM 2 〉 三 マリアの子ども〈KHM 3 〉 四 こわがることをおぼえるために旅にでかけた男の話〈KHM 4 〉 五 狼と七ひきの子やぎ〈KHM 5 〉 六 忠臣ヨハネス〈KHM 6 〉 七 夜うぐいすとめくらとかげの話 八 うまい商売〈KHM 7 〉 九 奇妙な楽人〈KHM 8 〉 一〇 ほうちょうをもった手 一一 十二人兄弟〈KHM 9 〉 一二 ならずもの〈KHM 10〉 一三 兄と妹〈KHM 11〉 一四 野ぢしゃ(ラプンツェル)〈KHM 12〉 一五 森のなかの三人一寸ぼうし〈KHM 13〉 一六 糸くり三人おんな〈KHM 14〉 一七 ヘンゼルとグレーテル〈KHM 15〉 一八 三まいの蛇の葉〈KHM 16〉 一九 白へび〈KHM 17〉 二〇 わらと炭とそらまめ〈KHM 18〉 二一 漁夫とその妻の話〈KHM 19〉 二二 いさましいちびっこのしたてやさん 〈KHM 20〉 二三 灰かぶり〈KHM 21〉 二四 なぞなぞ〈KHM 22〉 二五 子どもたちが屠殺ごっこをした話 二六 はつかねずみと小鳥と腸づめの話〈KHM 23〉 二七 ホレのおばさん〈KHM 24〉 二八 七羽のからす〈KHM 25〉 二九 赤ずきん〈KHM 26〉 三〇 ブレーメンのおかかえ楽隊〈KHM 27〉 三一 死神とがちょうの番人 三二 唄をうたう骨〈KHM 28〉 三三 黄金の毛が三ぼんはえてる鬼〈KHM 29〉 三四 しらみとのみ〈KHM 30〉 三五 手なしむすめ〈KHM 31〉 三六 ものわかりのいいハンス〈KHM 32〉 三七 三いろの言葉〈KHM 33〉 三八 靴はき猫 三九 ちえ者エルゼ〈KHM 34〉 四〇 天国へ行ったしたてやさん〈KHM 35〉 四一 おぜんや御飯のしたくと金貨をうむ驢馬と棍棒ふくろからでろ〈KHM 36〉 四一イ おぜんと驢馬とこん棒 四二 おやゆびこぞう〈KHM 37〉