小説むすび | 著者 : リンゼイ・アームストロング

著者 : リンゼイ・アームストロング

都会の迷い子都会の迷い子

冴えない掃除人と、洗練された弁護士。 こんな形で再会するだなんて……。 ミランダが希望を抱いて都会に出てきたのは3カ月前のこと。 それなのに、彼女の夢はすでにしぼみかけていた。 就職難のご時世に、学歴も資格もない田舎娘が職を得るのは難しいのだ。 おまけにミランダは不慣れな都会で交通事故を起こしてしまう。 だが罰金よりもショックだったのは、相手側の弁護士ニコラスが、 彼女の洗練されていない雰囲気といかにも女性らしい容姿を 揶揄しているのを耳にしてしまったことだった。 長身で魅力的な彼のことが気になっていたなんて、私、ばかみたい! そんなある日、ミランダが掃除人の仕事で高級マンションを訪ねるとーー なんとそこは、ニコラスのオフィス。ミランダは慌てて回れ右をした! 職業紹介所から掃除人の求人があると紹介され、運悪くニコラスと再会してしまったミランダ。ところが意外にも彼に引き留められ、料理の得意な彼女は週3日の家政婦の仕事を引き受けることになります。ところが、ニコラスの恋人らしき女性にも軽んじられ……。

家政婦の娘と呼ばれて家政婦の娘と呼ばれて

身分違いの恋は、 きっと一生変わらない。 18歳のミアは、両親が仕える屋敷の御曹司カルロスに恋をした。 初めてキスを交わした夜、彼の母親に見つかり、 “使用人の娘のくせに”と激怒され、親をくびにすると脅されて、 彼女は逃げるように屋敷を飛びだした。 あれから7年。こんな形で彼と再会することになるなんて。 ミアの会社が取りしきる結婚披露宴に、カルロスが出席したのだ。 「ミア! ミアなのか?」彼が驚きのまなざしで見つめている。 全身が炎のように熱くなり、ミアの封印した恋が息を吹き返した。 だがその直後、またしても彼の母親からひどい侮辱を受け、 カルロスに婚約者がいることを聞かされて……。 強く惹かれ合いながらも、身分差とすれ違いで、結ばれることなく遠ざかっていたヒーローとヒロイン。再会を果たしたあとも、運命は容赦なく二人を翻弄し続けて……。個性豊かな筆致で人気を博したL・アームストロングが描く格差愛をお楽しみください。

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