小説むすび | 著者 : 久賀フーナ

著者 : 久賀フーナ

鬱展開大好き主人公VS優しい世界 1 欲望のまま生きていたら聖人君子と崇拝されてました鬱展開大好き主人公VS優しい世界 1 欲望のまま生きていたら聖人君子と崇拝されてました

「俺は好きだよ美形。絶望顔が映えるから」“天使”のような王子の正体はーーゲスな欲望のままに生きるサイコパス!? 主人公が肉体と精神を限界までボコボコにされ、絶望的どん底から這い上がるーーそんな鬱展開からのハッピーエンド作品を何よりも愛する男は、女神のミスのせいで死んでしまう。 お詫びとして願いを聞かれた彼が望むのは「鬱展開を生鑑賞できる世界」への転生。 しかし、歪んだ欲望が発覚すれば願いを拒否される可能性があると考えた男は、「(鬱展開がありそうな)頑張っているひとの手助けがたくさんできる世界」を希望した。 男の崇高な願いに感動した女神は余計な気を利かせ、「戦争なし・悪政なし」の平和で優しい国の第三王子・ライアとして転生させてしまい!? 地位と権力と財を保証され、優しい家族や従者に囲まれて暮らす快適な日々はありがたい限りだったがーー 「違うんだ。そうじゃない!」 鬱展開不足により限界を迎えたライアはまだ見ぬ美しくも絶望的な鬱展開を求めて動き出すーー! ゲスな欲望に忠実な外面(そとづら)だけは良い少年が心優しい王子として崇拝される異世界ファンタジー!

断頭台に消えた伝説の悪女、二度目の人生ではガリ勉地味眼鏡になって平穏を望む断頭台に消えた伝説の悪女、二度目の人生ではガリ勉地味眼鏡になって平穏を望む

王妃レティシアは断頭台にて処刑された。 恋人に夢中の夫を振り向かせるために、様々な悪事を働いてーー 結果として、最低の悪女だと謗られる存在になったから。 しかし死んだと思ったはずが何故か時を遡り、二度目の人生が始まった。 「今度の人生では恋なんてしない。ガリ勉地味眼鏡になって平穏に生きていく!」 一度目の時は遊び呆けていた学園生活も、今回は勉強に費やすことに。 そんなある日のこと、レティシアはとある男子生徒との出会いを果たす。 彼の名はカミロ・セルバンテス。のちに竜騎士となる予定の学園のスーパースターだ。 前世では仲が良かったけれど、今度の人生では底辺女と人気者。 当然関わりなんてあるはずがない。 それなのに色々あって彼に魔法を教わることになったのだが、 練習の最中に眼鏡がずれて素顔を見られてしまう。 そして何故か始まる怒涛の溺愛! 囲い込み! え? 私の素顔を見て一度目の人生の記憶を取り戻した? 「ずっと君のことが好きだった」って……本気なの!?

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP