著者 : 吉田恒雄
【フランスで160万部突破の大ベストセラー日本上陸!】 【急死した天才画家が遺作に託した驚愕の真実とは!?『ブルックリンの少女』の著者ギヨーム・ミュッソが放つ待望の新作ミステリー!】 それぞれ別の目的でパリにやってきた元刑事のマデリンと人気劇作家のガスパール。 マデリンは傷心を癒すため、人間嫌いのガスパールは執筆で缶詰になるため。 この他人同士の男女は偶然、同じ不動産レンタルサイトで一件家を予約するが、当日にダブルブッキングが判明。反りの合わない2人は互いに一歩も譲らない。 だが、当の家が1年前にニューヨークで急死した天才画家ショーン・ローレンツの元アトリエと知ると、彼らは次第に画家とその作品に惹かれていき、未発見の遺作3点が存在するという情報を得て行方を探し始めるが……。 絵に隠された秘密に導かれて突き進む2人を待ち受けていた、誰にも予想できない衝撃の真実とは!? 【著者略歴】 ギヨーム・ミュッソ 1974年フランスのアンティーブ生まれ。高校卒業後にニューヨークに渡りアイスクリーム売りのアルバイトなどを経験。ニースとモンペリエの大学で経済学と社会学を学んだのち、2003年まで高校教師を務める。04年に発表された『Et après...』が大ヒットし、ベストセラー作家に。以降、毎年話題作を発表し、これまでに刊行した作品は42の言語に翻訳され、その総売り上げは3000万部を超える。現在フランスでもっとも売れている小説家。
徳高き神父フェレイラは、なぜ棄教したのか?沢野忠庵と名を変え、キリシタン弾圧に加わり、キリスト教を批判する書物まで著した裏切り者、コラボ(対敵協力者)。しかしその背教は、既に三〇年前、日本の地を踏んだ時から始まっていたのではなかったか?キリスト教を錦の御旗に植民地支配を推し進める列強の狭間で、高徳の神父の心に生じた「教えへの迷い」。悪名高い「転びバテレン」の人生と心象に分け入り、史実の行間を有機的につなぎながら、サスペンスフルかつ自由闊達に描く、歴史フィクション。
失踪した恋人アンナの行方を追うラファエル。元刑事マルクと調査を進めると、過去の連続少女拉致監禁事件や不審な死亡事故に突き当たり……。仏No.1ベストセラー作家が贈る、息もつかせぬサスペンス長編。
医療ボランティアでカンボジアを訪れた医師のエリオットは、赤ん坊の手術をしたお礼に、不思議な老人から過去に戻ることができる10粒の薬を受け取る。彼の願いは、30年前に亡くなった当時の恋人レイナに、もう一度だけ会いたいということだけだった。半信半疑でその薬を飲むと、30年前にタイムスリップし、過去の自分と出会うのだが…。フランスのベストセラー作家ミュッソの映画原作本が、装いも新たに登場。
ソフィーの目の前に転がる男児の無残な死体。ああ、私はついに人を殺してしまった。幸福だった彼女の破滅が始まったのは数年前。記憶にない奇行を繰り返し、彼女はおぞましい汚名を着て、底辺に転落したのだ…。ベストセラー『その女アレックス』の原点。あなたの心を凍らせる衝撃と恐怖の傑作サスペンス。
光沢はあるがしわだらけのシルクスーツとシャツ、首に赤いネクタイを(結ぶのではなく)安全ピンでとめたインド人は、手ぶらでフランスに到着した。そしてタクシーに乗ってドライバーに告げた行先は…あの組立家具量販店のIKEAだった。その男は修行者で、パリには最新型の針ベッドを特価で買うためにやってきた。その目的は修行に使うためではなく、高く転売するためだったのだが…。ドライバーをだまして無賃乗車でイケアに到着したまではよかったのだが、そこからこの男の国をまたいだ逃避行がはじまった。フランス発の爆笑小説が、ついに日本上陸!
1938年、寅年、昭和の暗い谷間…ドイツ第三帝国と同盟を結んでいる日本、一人の男が東京を駆けめぐる。ホテルのバーに立ち寄り、女を口説き、役人を買収する。スポーツ選手もどきの体、アルコール中毒寸前のあやうい動作、不眠でやつれた相貌ー「出口なし」のスパイーゾルゲ。過酷な諜報活動と粛清の恐怖に苛まれながら、狂気の瀬戸際を疾走するその姿を、激動の歴史の弦に共鳴し、ときに逆らいながら、はりつめた文体で描く歴史小説。