小説むすび | 著者 : 大沢在昌

著者 : 大沢在昌

冒険の森へ傑作小説大全(18)冒険の森へ傑作小説大全(18)

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集英社

発売日

2016年7月5日 発売

ジャンルを越え、小説の面白さをとことんまで追求した画期的アンソロジー。 第14回配本となる第18巻「暗黒の街角」は、馳星周の言わずと知れたノワールの名作「不夜城」を筆頭に、 新旧のヤクザ小説の傑作13編を収録! 本当の男の美学に酔える一冊! ●編集委員/逢坂剛 大沢在昌 北方謙三 船戸与一 夢枕獏 [編集室から] ヤクザ小説の巻である。 「いいヤクザ」「フツーのヤクザ」「悪いヤクザ」をほどよく配列しよう、というのが当初の発想だった。 が、甘くなかった。 「いいヤクザ」の小説はいくらでもあるのに、「悪いヤクザ」の名編は少ない。 愚考するにヤクザ小説でリアリスムを貫徹しても感動を呼ぶ小説にならぬのだろう。 とはいえ馳星周長編には「いい人」はいない。 この長編で「背徳」の沼の感覚にひたっていただきたい。 [収録作] 【長編】 馳星周「不夜城」 【短編】 長谷川伸「関の弥太ッペ」 有馬頼義「貴三郎一代」 河野典生「ゴウイング・マイ・ウェイ」 安部譲二「プロフェッショナル・トゥール」 花村萬月「笑う山崎」 石田衣良「エキサイタブルボーイ」 浅田次郎「ラブ・レター」 【掌編】 かんべむさし「ドス」 夢枕獏「あんまさまおおいに驚く」 清水義範「極道温泉」 大沢在昌「気つけ薬」 子母沢寛「座頭市物語」 ◇解説/北方謙三 解題/香山二三郎

冒険の森へ傑作小説大全(10)冒険の森へ傑作小説大全(10)

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集英社

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2016年6月3日 発売

ジャンルを越え、小説の面白さをとことんまで追求した画期的アンソロジー。 第13回配本となる第10巻「危険な旅路」は、船戸与一、矢作俊彦の傑作長編を軸に、冒険の原型とも言える「旅」する主人公を描いたロード・ノヴェルの代表作、全14編を厳選! ●編集委員/逢坂剛 大沢在昌 北方謙三 船戸与一 夢枕獏 [編集室から] 「道中もの」というテーマがある。 日本の小説では「東海道中膝栗毛」あたりが最初だろうか。 要するに、主人公が移動しながら冒険を続けていく、というものである。 膨大な数のこの種の傑作があるわけで、全部読んでこの14編を選びました、という嘘は言いません。 ところで、泰斗・都筑道夫が「ほんとうにハードボイルド小説を書ける作家は石川淳ひとり」と書いているのをご存知か。 これは、逢坂剛委員の鋭い指摘である。 [収録作] 【長編】 船戸与一「夜のオデッセイア」 矢作俊彦「リンゴォ・キッドの休日」 【短編】 石川淳「金鶏」 森詠「わが祈りを聞け」 片岡義男「ミス・リグビーの幸福」 谷克二「サバンナ」 逢坂剛「幻影ブルネーテに消ゆ」 【掌編・ショートショート】 川端康成「顔」 坪田譲治「森の中の塔」 河野典生「かわいい娘」 眉村卓「帰途」 半村良「酒」 阿刀田高「笑顔でギャンブルを」 星新一「もたらされた文明」

冒険の森へ傑作小説大全(7)冒険の森へ傑作小説大全(7)

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集英社

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2016年5月2日 発売

ジャンルを越え、小説の面白さをとことんまで追求した画期的アンソロジー。 第7巻「牙が閃く時」は、西村寿行の動物パニック小説の名作「滅びの笛」を中心に、心あたたまる友情から戦慄を禁じ得ない極限の対決まで、幅広い分野にわたる動物小説の傑作16編を網羅! ●編集委員/逢坂剛 大沢在昌 北方謙三 船戸与一 夢枕獏 [編集室から] 動物小説の巻である。 一貫して「動物」にこだわり続けた作家は戸川幸夫と椋鳩十の二人くらいか。 ここにパニック小説にくくられていた「滅びの笛」を投入させていただいた。 西村寿行は常に変わり続けた作家であり、どの作品を選ぶか最も悩んだ作家の一人である。 編集委員の方々に解説の希望巻をつのったところ、全員がこの巻を挙げられたことを是非申し添えておきたい。 [収録作] 【長編】 西村寿行「滅びの笛」 【短編】 宮沢賢治「猫の事務所」 岡本綺堂「虎」 椋鳩十「片耳の大シカ」 新田次郎「おとし穴」 戸川幸夫「咬ませ犬」 宇能鴻一郎「鯨神」 豊田有恒「火星で最後の……」 藤原審爾「狼よ、はなやかに翔べ」 井上ひさし「冷し馬」 中島らも「クロウリング・キング・スネイク」 【掌編】 広津和郎「狸」 嵐山光三郎「岡野の蛙」 北杜夫「推奨株」 川田弥一郎「青い軌跡」 星新一「不満」

冒険の森へ傑作小説大全(15)冒険の森へ傑作小説大全(15)

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集英社

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2016年4月5日 発売

ジャンルを越え、小説の面白さをとことんまで追求した画期的アンソロジー。第15巻は「冒険物語」の原点ともいえる「海」を舞台とした傑作小説を、SFから恐竜ものまでバラエティ豊かな全14編収録! ●編集委員/逢坂剛 大沢在昌 北方謙三 船戸与一 夢枕獏 [編集室から] 海の巻である。そもそも「冒険」物語は大航海時代のイギリスに始まった。 「冒険」イコール「大海」だった時代があったのである。 鎖国と呼ばれた時代があったせいか、日本にはこの種の小説の伝統がない。 なければ詭弁を弄しても作ってしまおう。編集委員諸氏もそう言っておられる。 海が舞台の椎名SF長編と景山恐竜長編を核にすえた。 やはり、「冒険」に「海」がないと、画龍に点睛を欠くのである。 [収録作] 【長編】 椎名誠「水域」 景山民夫「遠い海から来たCOO(クー)」 【短編】 小川未明「赤いろうそくと人魚」 蘭郁次郎「地図にない島」 笹沢左保「赦免花は散った」 北杜夫「遙かな国 遠い国」 田中光二「二人だけの珊瑚礁」 中島らも「セルフィネの血」 熊谷達也「潜りさま」 【掌編】 川端康成「竜宮の乙姫」 夏目漱石「第七夜」 三島由紀夫「伝説」 生島治郎「暗い海暗い声」 原田宗典「岬にいた少女」

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