小説むすび | 著者 : 大沢在昌

著者 : 大沢在昌

冒険の森へ傑作小説大全(13)冒険の森へ傑作小説大全(13)

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集英社

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2016年2月5日 発売

ジャンルを越え、小説の面白さをとことんまで追求した画期的アンソロジー。第9回配本、第13巻『飛翔への夢』は、古今の飛ぶことを夢見た人間が巻き起こすさまざまな悲喜劇を、長編から掌編まで17編収録! [編集室から] 人はむかしむかし、鳥だったのかもしれない。というのは、たぶん間違いだろう。しかし、飛ぶ夢は人間なら誰でも見たことがあるはずだ。イカロスからライト兄弟までの夢だったのである。が、なにも飛ぶのは飛行機ばかりではない。凧も飛べば鷹も飛ぶ。気球も飛ぶ。人間もタヌキも飛ぶかもしれない。しかし最大の興味は、いちど飛翔したものがどこにどういうふうに着地するか、あるいはしないか、である。 [収録作] 【長編】 佐々木譲「ベルリン飛行指令」 【短編】 水谷準「お・それ・みおー私の太陽よ、大空の彼方にー」 新田次郎「鳥人伝」 戸川幸夫「爪王」 豊田穣「われ特攻に参加せず」 野坂昭如「凧になったお母さん」 城山三郎「死の誘導機」 筒井康隆「五郎八航空」 稲見一良「麦畑のミッション」 椎名誠「ねずみ」 清水義範「翼よ、あれは何の灯だ」 東野圭吾「超たぬき理論」 【掌編】 芥川龍之介「仙人」 阿刀田高「地震対策」 田中光二「ゴースト・フライト」 原田宗典「鳥の王の羽」 本渡章「飛ぶ男」

冒険の森へ傑作小説大全(14)冒険の森へ傑作小説大全(14)

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2016年1月5日 発売

ジャンルを越え、小説の面白さをとことんまで追求した画期的アンソロジー。第8回配本、第14巻『格闘者の血』は、格闘小説の名作3本の長編を軸に、強さを目指し闘った古今東西の男たちを描いた傑作全11編! ●編集委員/逢坂剛 大沢在昌 北方謙三 船戸与一 夢枕獏 [編集室から] 男の子は強くなりたかった。チャンピォン・ベルトか金色のメダルか黒帯か。ともかく強い自分を夢見ていた。 しかし、成長とは、自分の可能性が、実はただの不可能であったことを確かめる長い旅路だったのかもしれない。 ベルトやメダルがどんどん遠くなり、かつて強くなりたいと願っていたことを、時々、思い出すだけになっていくかもしれない。 これは、そういうかつての「男の子」すべてに捧げる巻である。 【長編】 夢枕獏「餓狼伝I」 今野敏「惣角流浪」 中島らも「超老伝 カポエラをする人」 【短編】 新宮正春「少林寺殺法」 北方謙三「殺さない程度」 椎名誠「生還」 船戸与一「からっ風の街」 【掌編】 大坪砂男「憎まれ者」 夢枕獏「どもごっつぁんどぇす」 原田宗典「レフェリーの勝利」 景山民夫「元禄異種格闘技戦」

冒険の森へ傑作小説大全(19)冒険の森へ傑作小説大全(19)

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2015年12月4日 発売

ジャンルを越え、小説の面白さをとことんまで追求した画期的アンソロジー。 第7回配本、第19巻「孤絶せし者」は、映画も大ヒットした真保裕一の傑作長編「ホワイトアウト」を軸に、様々な<孤絶>の形を描いたバラエティ豊かな作品群、全11編を収録! ●編集委員/逢坂剛 大沢在昌 北方謙三 船戸与一 夢枕獏 [編集室から] 「海の冒険」で一巻を立てるのだから、当然「山の冒険」でも一巻、と思っていた。 しかし、新田次郎、井上靖はすでに投入してしまったし、夢枕獏委員の「神々の山嶺」は長大過ぎて、残念ながら初めから対象外であった。 しかし、「冒険」第二世代の傑作「ホワイトアウト」はぜひ収録したかった。で、「山」はやめてきわめて唐突に「孤絶」がテーマになった。なにも「ロビンソン・クルーソー」の状況だけが「孤絶」ではないのである。 [収録作] 【長編】 真保裕一「ホワイトアウト」 【短編】 椎名誠「漂流者」 板東眞砂子「盛夏の毒」 浅田次郎「永遠の緑」 篠田節子「幻の穀物危機」 桐野夏生「ジオラマ」 【掌編】 中島らも「ラブ・イン・エレベーター」 宮部みゆき「車坂」 星新一「霧の星で」 北杜夫「贅沢」 筒井康隆「画家たちの喧嘩」

冒険の森へ傑作小説大全(12)冒険の森へ傑作小説大全(12)

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2015年11月5日 発売

ジャンルを越え、小説の面白さをとことんまで追求した画期的アンソロジー。第6回配本、第12巻『法の代行者』は、人気作家、逢坂剛・大沢在昌の代表作2長編を中心とした、警察小説の傑作、全9編を収録! ●編集委員/逢坂剛 大沢在昌 北方謙三 船戸与一 夢枕獏 [編集室から] この巻は警察小説が中心である。とはいえ、なにも法律を代行するのが警察官だけでいいはずもない。 裁判官、検事、岡っ引き、弁護士、死刑執行人、といろいろな職種の主人公を並べるつもりであったが、力およばず、やはり警察官が多くなってしまった。 警官ものに傑作が多いのだから、これは仕方がないのである。 21世紀の作家だと思っていた横山作品に20世紀のものがあったのは、僥倖というしかない。 【長編】 逢坂剛「百舌の叫ぶ夜」 大沢在昌「毒猿 新宿鮫II」 【短編】 宮部みゆき「八月の雪」 横山秀夫「黒い線」 【掌編】 谷川俊太郎「探偵電子計算機」 結城昌治「おまわりなんか知るもんかい」 阿刀田高「時間外労働」 景山民夫「ご町内諜報戦」 嵐山光三郎「上様」

冒険の森へ傑作小説大全(8)冒険の森へ傑作小説大全(8)

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2015年10月5日 発売

ジャンルを越え、小説の面白さをとことんまで追求した画期的アンソロジー。第5回配本、第8巻『歪んだ時間』は、タイムスリップを中心に、時間の歪みをテーマにしたSFとファンタジーを14編収録! ●編集委員 逢坂剛 大沢在昌 北方謙三 船戸与一 夢枕獏 SF、そしてファンタジーの巻である。 タイムマシン、タイムスリップ、コールドスリープ。 これが「時間」を歪める三種の神器であろうが、タイムスリップのみが現在の読者にも受け入れられているようだ。 掌短編の中には「なぜこの作品が時間テーマなのであろうか?」と思われるであろう作品も含まれている。 我慢して読んでいただきたい。 最後まで読めばわかります。 【長編】 浅田次郎「地下鉄に乗って」 山田正紀「竜の眠る浜辺」 【短編】 芥川龍之介「魔術」 北杜夫「買物」 安部公房「鉛の卵」 式貴士「カンタン刑」 小松左京「哲学者の小径」 筒井康隆「万延元年のラグビー」 清水義範「また逢う日まで」 半村良「およね平吉時穴道行」 【掌編】 吉行淳之介「扉のむこう」 原田宗典「時間が逆行する砂時計」 矢野徹「ぼくの名は・・・・・・」 星新一「夢の未来へ」

激動 東京五輪1964激動 東京五輪1964

当代きってのミステリー作家7人、華麗なる競作!昭和三十九年十月ーー。オリンピックに沸く東京を舞台に、ミステリーの最前線を走る七人の思惑が交錯する。変わりゆく街の中で、男たちは何を目指したのか。究極のミステリー・アンソロジー、全編書き下ろし!! 昭和三十九年十月ーー。 オリンピックに沸く東京を舞台に、ミステリーの最前線を走る七人の思惑が交錯する。 激動の昭和史をひもとく競作シリーズがここに開幕 変わりゆく街で、男たちは何を目指したのか 究極のミステリー・アンソロジー、全編書き下ろし!! 「不適切な排除」 大沢在昌 八ミリフィルムの技術者は、なぜ殺されたのか!? 「あなたについてゆく」 藤田宜永 二十一年前のあの日、私も日の丸を背負っていた。 「号外」 堂場瞬一 特ダネは、よりによって開会式の日にぶつかった。 「予行演習(リハーサル)」 井上夢人 国立競技場に持ち越された、幽霊屋敷の死体騒動。 「アリバイ」 今野 敏 五輪の輪が四つーー死刑求刑は一転して無罪に。 「連環」 月村了衛 黒澤明が降りたオリンピック記録映画を狙え! 「陽のあたる場所」 東山彰良 華やいだ街の片隅で、おれは死の淵に立っていた。 不適切な排除 大沢在昌 あなたについてゆく 藤田宜永 号外 堂場瞬一 予行演習(リハーサル) 井上夢人 アリバイ 今野 敏 連環 月村了衛 陽のあたる場所 東山彰良

冒険の森へ傑作小説大全(20)冒険の森へ傑作小説大全(20)

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2015年9月4日 発売

ジャンルを越え、小説の面白さをとことんまで追求した画期的アンソロジー。間に合うか? 時間こそが最大の敵! 第4回配本、第20巻『疾走する刻』は、刻々と迫る時間との闘いに挑む主人公たちの物語、9編! ●編集委員 逢坂剛 大沢在昌 北方謙三 船戸与一 夢枕獏 「冒険の森へ」では、長編36編については、ゆるやかなクロニクルを形成させたつもりだ。 福井長編は2000年8月刊であり、かろうじて20世紀に間に合った。 それにしても、馬に乗って疾走する作品がないのはなぜか。 ロケットが宇宙空間を駆ける作品もない。 ないはずはないのだが、時すでに遅し。 あ、疾走といえば「走れメロス」を忘れていたぞ。 邪悪に敏感なメロスは、暴虐無謀なるこの「冒険の森へ」に激怒しているはずだ。 [収録作] 【長編】 宮部みゆき「スナーク狩り」 福井晴敏「川の深さは」 【短編】 海音寺潮五郎「男一代の記」 佐々木譲「鉄騎兵、跳んだ」 【掌編】 眉村卓「走る」 景山民夫「ポルシェが来た」 中島らも「自転車行」 船戸与一「深夜ドライブ」 北方謙三「高速道路」

冒険の森へ傑作小説大全(17)冒険の森へ傑作小説大全(17)

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2015年8月5日 発売

ジャンルを越え、小説の面白さをとことんまで追求した画期的アンソロジー。第3回配本、第17巻「私がふたり」は、もう一人の私と敵または味方として対面する、不思議な物語15編を収録。 ●編集委員 逢坂剛 大沢在昌 北方謙三 船戸与一 夢枕獏 東野圭吾「分身」の雑誌掲載時のタイトルは「ドッペルゲンガー症候群」であった。 ならばドッペルゲンガー小説をずらりと並べればいいのだろうが、それでは、読む側がつらいではないですか。 さいわい天啓の如く、船戸与一委員の怪作中編が浮上した。いや、降りてきた。 この作品は、「ドッペルゲンガー」ではないが、みごとに「私がふたり」なのである。 ネタバレなんて言わないで欲しい。30年も前に書かれた作品なのだから。 [収録作] 【長編】 東野圭吾「分身」 【短編】 船戸与一「メビウスの時の刻」 山田風太郎「万人坑」 三島由紀夫「花火」 阿刀田高「甲虫の遁走曲」 小池真理子「足」 夢枕獏「山奥の奇妙なやつ」 乙一「カザリとヨーコ」 【掌編】 稲垣足穂「自分によく似た人」 星新一「常識」 筒井康隆「環状線」 都筑道夫「空港ロビー」 赤川次郎「不良品、交換します!」 原田宗典「デジャヴの村」 高橋克彦「電話」

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