小説むすび | 著者 : 大石直紀

著者 : 大石直紀

続・深夜食堂続・深夜食堂

アジアが熱狂した映画『深夜食堂』の続編! マスターの作る料理と居心地のよさを求める客で、夜な夜なにぎわう”めしや”。 ある日、なぜか常連客たちが次々と喪服姿で現れる。不幸は重なるもので、各々が故人の話をする中、また一人、喪服姿で店に入ってきた範子。しかし、範子には喪服を着ることでストレスを発散するという変わった趣味があった。そんな範子は、葬式で出会った男に惹かれていく。 父親を亡くしたそば屋のひとり息子・清太は、年上の恋人・さおりとの結婚を考えている。しかし、そのことを母親に相談すると大反対されてしまい、思い悩む。 お金に困った息子に呼ばれて田舎から出てきた夕起子は、息子の知人だという人物に大金を渡してしまう。騙されたに違いないと周囲が心配する中、どこか本人は気にしていない様子で・・・。 今日もちょっとワケアリな客たちが店を訪れ、マスターの作る料理の懐かしい味に心の重荷を下ろし、胃袋を満たしては明日への一歩を踏み出していく。 アジア中でフィーバーを起こした映画『深夜食堂』の続編をノベライズ! 【編集担当からのおすすめ情報】 巻末特典として、人気フードスタイリスト飯島奈美さんによる映画オリジナルレシピを収録!

ビストロ青猫謎解きレシピ 京都怨霊編ビストロ青猫謎解きレシピ 京都怨霊編

出版社

小学館

発売日

2015年9月8日 発売

三大怨霊殺人事件の真相を追うミステリ小説 「髑髏本尊殺人事件」の解決から二年。辻村凪子は新聞記者の夫と京都で暮らしている。五年前から働きはじめた「ビストロ青猫」では、マスターの杉浦のもとで料理に腕をふるい、店のケータリングサービスも相変わらず評判だ。ときどき手伝いにやって来る大学生の準平は魔界オタクで、凪子もしばしば魔界巡りに付き合わされている。 準平を金毘羅山の参道口まで送り届けた日曜日の午前、凪子はその足で杉浦といっしょに大原の白井家にケータリングに向かう。依頼主は常連客の白井友、創業百年を迎えた京菓子司「白井庵」の女性社長だった。一族が集まる屋敷で、料理の準備を進めていたところ、凪子の耳に突然短い悲鳴がーー。内側から鍵がかけられた部屋で発見されたのは、白井友の死体だった。一方、崇徳院の遺品が眠る社を訪れていた準平は、そこで〈呪 白井友〉の血文字を目にする……。 怨念が見え隠れする密室殺人事件は、崇徳院・平将門・菅原道真の日本三大怨霊を背景に発生する連続事件のほんの序章にすぎなかった! 呪った相手を確実に地獄に突き落とすーーその絶大な呪力の真相とは? 三大怨霊殺人事件の謎を人妻コックが追う、書き下ろしスピリチュアル・ミステリ小説。 【編集担当からのおすすめ情報】 既刊の文庫『ビストロ青猫謎解きレシピ 魔界編』のシリーズ作品です。いずれの作品からでもお愉しみいただけます。さらに魔界編、怨霊編に出てくるスピリチュアル・スポットの京都魔界マップも必見です。

ビストロ青猫謎解きレシピ 魔界編ビストロ青猫謎解きレシピ 魔界編

出版社

小学館

発売日

2015年2月6日 発売

京都の魔界の闇に人妻料理人が迫るミステリ 京都御所の近くにある「ビストロ青猫」ではフランスの家庭料理を手軽に楽しめ、ケータリングサービスも評判だ。37歳の辻村凪子ももともとは夫の公輔と足繁く通う常連客だったが、三年前からこの店で働きはじめた。三年前、取材に出たまま行方がわからなくなった新聞記者の夫が、いつかここに姿を現すかもしれないという淡い期待もあったからだ。 貴船の南3キロほどにある溝口家を凪子がケータリングに訪れたその日。料理の準備を進めていると、ときどき店の手伝いをしている大学生の準平が声をひそめて言った。「あの人、もしかして『キミーK』じゃないですか?」神社仏閣巡りが趣味で“魔界”に詳しい準平によれば、溝口家のリビングでくつろぐ年齢不詳の女性は、いかがわしい噂もある呪術研究家だという。 そのキミーKこと桂喜美恵の死体が、翌朝「鐵輪の井戸」近くで見つかる。井戸は貴船神社丑の刻参りの出発点といえる“魔界”スポットだった。凪子はこの出来事を発端に、やがて続発する事件に関わっていく。それが夫・公輔の危険な“居場所”へと近づくことも知らずにーー。 呪いか、祟りか、トリックか?「髑髏本尊殺人事件」の謎に人妻料理人が迫るミステリ小説。 【編集担当からのおすすめ情報】 静岡新聞で連載された同名小説を改稿した文庫オリジナル作品です。

深夜食堂深夜食堂

国民的「食」コミックの映画版ノベライズ! ネオンきらめく繁華街の路地裏にある小さな食堂。夜も更けた頃、「めしや」と書かれた提灯に明かりが灯ることから、「深夜食堂」とよばれている。 メニューは豚汁定食と酒のみ。でも、「あとは勝手に注文してくれりゃあ出来るもんなら作るよ」というのがマスターの営業方針だ。 久しぶりに店に顔を出したたまこは、愛人を亡くしたばかりで新しいパトロンを物色中。隣の席にいた年下の男とナポリタンを食べたのが縁で、付き合い始める。(第一話「ナポリタン」) 無銭飲食をしたのを機に、手を怪我したマスターの手伝いを兼ねて住み込みで働くことになったみちる。確かな料理の腕をもつ彼女はいつしか店になじむが、過去にはなにか深い事情があるようで……。(第二話「とろろご飯」) 福島の被災地からやってきた謙三は、夜な夜な店に現れては常連のあけみに会いたいと騒ぎ、トラブルに。あけみが謙三を避けるのには理由があった。(第三話「カレーライス」) マスターが作る料理の懐かしい味にふれて、ちょっとワケありの客たちは心の重荷を下ろし、胃袋を満たしては明日への一歩を踏み出していく。 国民的食コミックの映画版を完全ノベライズ! 【編集担当からのおすすめ情報】 巻末特典として、映画に登場する飯島奈美氏監修のオリジナルレシピを収録!

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