小説むすび | 著者 : 東みなみ

著者 : 東みなみ

イタリア富豪は甘く償うイタリア富豪は甘く償う

あなたと瓜二つの娘の存在に、 どうか気づいてくれますように。 親友を窮地から救うため、急遽フィレンツェを訪れたローズ。 だがそこに親友の姿はなく、代わりに彼女を待っていたのは、 実業家ダンテだった。じつは4年前、ローズは彼と出会ったとたん 激しい恋に落ち、そのまま薔薇色の未来を夢見て一夜を共にした。 なのにダンテは夜明け前に姿を消し、無情にもその後、婚約者と 結婚してしまったのだ。私を弄んで捨てた不実なプレイボーイ── 久しぶりに再会した彼が、別人のように世話を焼いてくれる姿を 横目で見ながら、ローズの心中は複雑だった。 彼に打ち明けるべきかしら? あなたには可愛い娘がいるのよ。 あの夜、あなたが授けてくれた宝物を、私は大切に守ってきたのと。 今も衰えない人気の実力派キャサリン・ジョージが描く、王道のシークレットベビー・ロマンス! ヒーローが黙って姿を消さざるをえなかった本当の理由を知ったヒロイン。彼の気持ちに共感し、寄り添おうとしますが、また彼がいなくなりそうで怖くて……。

今夜からは宿敵の愛人今夜からは宿敵の愛人

父を破滅させた、憎むべき億万長者。 なのに、彼のキスは誰よりも優しい。 父の葬儀に現れた大富豪グレゴリオを見て、リアは目を疑った。 よくも参列できたわね。父は彼のせいで亡くなったも同然なのに。 グレゴリオが取引を中止した直後、父は心臓発作で倒れ、 家が差し押さえられ、婚約者もリアの前から去っていったのだ。 彼女は生活のため、ホテルのフロント係として働き始めるが、 偶然にもそこのオーナーは彼だった。いえ、本当に偶然なの? まだリアが婚約中に“きみをひと目見て欲しくなった”と、 強引に唇を奪われた夜のことは、今も忘れられない……。 そんなリアの動揺を見透かしたように、グレゴリオが囁いた。 「誤解を解きたい。きみは父親の死の真相を知りたくないか?」 大スター作家シャロン・ケンドリックに似た作風で人気を誇る、スター作家キャロル・モーティマー。彼女らしいいきいきとした人物描写が光る、珠玉のロマンスをお楽しみください。父の仇敵であるヒーローを憎みながらも強く惹かれるヒロインの選択とは?

天国からの贈りもの天国からの贈りもの

どうか、おなかの子を愛してほしい。 だが、彼女にはどうしても言えなかった。 病院から逃げ出した白血病の女の子を助けてもらって以来、 看護師のポリーは外科医のマシューに急速に惹かれていた。 優秀な一方で無愛想と言われる彼だが、たまに見せる笑顔は温かく、 恋人同士になれてから、ポリーは幸せな日々を過ごしていた。 助けた女の子が亡くなったのはそんなときだった。 葬儀の日、彼女は青ざめた顔で憔悴しきったマシューを見つめた。 誰も知らない秘密だが、彼は女の子の本当の父親だった。 そして、“父親にはなりたくない”という言葉を聞いてしまう。 ポリーは絶望し、無意識におなかに手をやった。 ここには、あなたを“パパ”と呼びたい子が育っているのに……。 ヒロインはなんとかしてヒーローをなぐさめ、妊娠を伝えようとしますが、5歳の娘を亡くして深い悲しみに沈む彼にはなかなか届きません。ヒーローは彼女に別れを告げ、姿を消してしまい……。何度読んでも涙せずにはいられない、愛と命と感動の傑作です!

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