著者 : 青季ふゆ
「どこへもいかない。いつまでも君の隣にいる。」 エドモンド公爵家でのお茶会で、突如倒れた公爵夫人を持ち前の薬学の知識で救ったアメリアは、恩返しとして、南国にある別荘へと招待される。 数日の船旅を終え、別荘のある大陸へと辿りついたアメリアとローガン。 早速ローガンに誘われ庭園へと繰り出したアメリアは、南国特有の珍しい植物に心奪われていた。 そんなアメリアは公爵夫妻との食事会で、得意ではないお酒を飲んでしまう。 酔ってふらつくアメリアを介抱するローガンだったが、蠱惑的になった姿に我慢の限界のようで……? 休暇を終え屋敷に戻った二人は、以前からの約束で美術館へ行くことに。 絵画の前でローガンから婚約指輪を贈られたアメリアは、人生で一番の幸せを感じていた……。 しかし美術館を出てローガンと別れた矢先、何者かにアメリアは攫われてしまう。 事件を知ったローガンは怒りに震えーー。 家族から愛されなかった少女が、誰よりも幸せになる物語、第四幕。
笑わない令嬢として『氷の令嬢』と呼ばれていたエルランド子爵家の一人娘のヒストリカ。夜会で突如婚約破棄を告げられ、さらに親友が婚約者を奪っていたことが発覚する。ヒストリカは、令嬢としての価値がなくなったと夜会を抜け出し外に出ると、具合が悪そうにしていた男性を発見。ヒストリカは、医学の知識で男性を助け、その場を後にする。後日、公爵家から縁談の話がヒストリカに舞い込んでくる。なんと夜会で助けた男性は、王城お抱えの天才宰相と呼ばれていたが、病気を患いそれが原因で醜悪公爵と囁かれているエリク・テルセロナだった。エリクの婚約者となったヒストリカ。しかし肝心の旦那様は仕事に追われ常に具合の悪そうな顔をしていた。顔色の悪いエリクを見たヒストリカは、自身の知識で病状を治すことができると確信する。自分の献身的に世話を焼くヒストリカに、エリクはどんどん惹かれていくようで…?
契約結婚として公爵家当主のローガンへと嫁ぐことになったアメリア。平和な日を過ごすアメリアに、ついに危機が訪れる。それはエドモンド公爵が主催する茶会に、ローガンの婚約者としての出席だった!そこには実家でアメリアを虐めていた妹のエリンも出席するようで…?ローガンからは無理はしなくていいと言われるアメリアだったが、婚約者としてその名に恥じぬよう、礼儀作法を学び茶会への出席を決意する!苦難を乗り越え、さらに近づいていくアメリアとローガンの心の距離。そして寝室を共にする二人。そしてローガンが積極的に迫ってくるようで!?
お互い初めての恋人になった日から三日。二人とも意識しすぎるがゆえに、どこかよそよそしい日々が続き今一歩今の関係から踏み出すことが出来ない中、ロイドからクロエへ思いもよらぬ告白が…?「…自分は人に好かれるような人間じゃない、人を好きになってはいけない。そう思っている」ロイドの過去を受け止めたとき、二人の関係はさらに進展する。「俺はもう、君との将来しか考えられない」「は、い…」王都のエリート騎士と呪われた子として虐げられて育ったド田舎の令嬢。恋愛下手な男女が送る甘くて尊い溺愛ストーリー完結。
虐げられていた少女の隠れた才能が人々を救う!? 契約結婚として公爵家当主のローガンへと嫁ぐことになったアメリア。 婚約者として過ごしていたある夕飯の食卓で、ローガンから自身の調合スキルを薬学の進展に活かさないかと提案される。 最初は迷ったものの、アメリアは自分の能力が誰かの役に立つならと、その知識を伸ばすことを決意する! その後、先生としてウィリアム教授が公爵家を訪れる。 ウィリアムはアメリアの知識を測るためテストを受けさせるが、予想以上の高得点で!? そんな中、領内に蔓延していた『紅死病』という流行病に巻き込まれることになったアメリア。 必死に特効薬を探す中で、アメリアの眠っていた才能が、目覚める! ローガンはそんなアメリアを全力でサポートし、その優しさを見たアメリアもさらに魅了されていきーー。 家族から愛されなかった少女が、誰よりも幸せになる物語、第二幕。
不義の子として伯爵家に生まれたアメリアは、幼い頃より虐げられて育ってきた。いつしか、その貧相な見た目から社交界でつけられた名が“醜穢令嬢”。そんなアメリアが十七歳になったある日、縁談の話が舞い込む。相手は公爵家の当主であり、暴虐公爵と噂されているローガン・ヘルンベルク。家の汚点が消えるという理由でアメリアは嫁ぐことになり…!?公爵家を訪れたアメリアは、一方的に契約結婚であるということをローガンから告げられる。しかしアメリアはローガンと過ごしていくうちに、不器用ながらも優しい一面があることを知り、少しずつ信頼を寄せていくー。これは家族から愛されなかった少女が、誰よりも幸せになる物語。
「では、いってくる」「いってらっしゃいませ、ロイドさん!」すっかりロイドの家で家政婦が板についてきたクロエ。途中トラブルはあったものの心地よい日々が続く中、とある事件をきっかけに二人はますます距離を縮めていきー?「私、ロイドさんのことが好きです」「俺も、クロエが好きだ」恋愛下手な二人が送る甘くて尊い溺愛ストーリー第2弾。
「もうこんな家、いたくない…!!」辺境伯の令嬢として生まれてから十六年、お前は呪われた子だと家族から迫害されていたクロエ。家を飛び出し王都で暴漢に襲われそうになる中…エリートイケメン騎士ロイドが現れ、思いもしなかったシンデレラストーリー開幕ー!?「…頭を撫でるのが、お好きなのですか?」「すまない、嫌だったか?」二人の関係は静かで不器用ながらも一歩ずつ一歩ずつー恋愛下手な男女が送る甘くて尊い溺愛ストーリー。