小説むすび | 著者 : 高木晶子

著者 : 高木晶子

初めて知った恋だから初めて知った恋だから

どうしよう! だいじな、だいじなバッグを盗まれてしまった! 兄の借金を返すために母の形見を売って得たお金が入っていたのに……。 顔面蒼白のメレンは、たまたま通りかかった親切な男性に勧められ、 高級住宅街に立つ屋敷の豪華な客間で休ませてもらうことになった。 すると、よく響く声が聞こえてきた。「これ以上浮浪者はごめんだぞ」 まさか私のこと? すてきな声だけれど、言っていることは酷いわ。 声の主は、助けてくれた男性の兄で、世界的企業の重役ジャラッド。 彼はメレンの切羽つまった事情を聞くと、援助を申し出た。 その真意を疑いながらも、メレンは申し出を受けるほかなかったーー それが、ジャラッドの代用恋人としての“契約料”になるとも知らずに。 初対面にして辛辣な物言いをするジャラッドに反感を持ちつつも、生活が困窮しているメレンは結局のところ、彼に頼らざるをえなくて……。一方のジャラッドは、しつこく結婚を迫る母親をなだめるため、メレンに1年のあいだ偽りの恋人を務めるよう要求します。

スター作家傑作選〜天使にくちづけを〜スター作家傑作選〜天使にくちづけを〜

受付係のスージーは会社の新オーナーでギリシア富豪のレオスの到着に怯えていた。以前、彼の下で働いたとき、二人は恋仲になったーつかのまで終わった恋だった。9カ月後、スージーは彼の子を密かに産んだ。妊娠を利用する女を忌み嫌うレオスには言えなかったから。だが今、リムジンを降りた彼の目がスージーをとらえ…(『魅せられた富豪』)。仕事でギリシアの島を訪れたエンジェルは、島の所有者に出迎えられ、凍りついた。アレックス!6年前、初めて恋をし純潔を捧げた翌朝、手酷く私を捨てた億万長者。目が合った瞬間、エンジェルにはわかった。アレックスは自分を覚えていると。でも、彼は知らないーあの夜宿した彼の子を、私が産み育てていることは…(『億万長者の残酷な嘘』)。親友を亡くした痛みに耐えかね、ホテルで睡眠薬をのみ眠りについたダイアナ。気づくと見知らぬセクシーな男性に見つめられていたが、悲しみをひととき忘れたくて情熱に身をゆだねてしまった。やがて、彼女は予期せぬ命を授かる。仕事を辞め、田舎町でひっそりと暮らし始めた矢先、実は富豪だったあの夜の男性が訪ねてきた!(『刻まれた記憶』)。大スター作家が贈るシークレットベビー・ロマンス。

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