小説むすび | 著者 : 高橋美友紀

著者 : 高橋美友紀

復讐のウエディングベル復讐のウエディングベル

なぜ私を騙したの? 最愛の夫の答えは虚しいだけだった。 タラはかつて恋人に裏切られたあげく、根も葉もない噂を流され、 ひどいバッシングを受けて、どん底の苦しみを味わった。 以来、彼女は化粧をやめ、体のラインが出ない服を着て、 男性を遠ざけて地味に慎ましく暮らすようになった。 ところが、そんなタラに誘いをかけてくる男性が現れた── アンジェロ・ゴードン。タラの会社の経営者で気鋭の実業家だ。 彼は時間をかけ、優しさと誠実さで彼女の凍った心を溶かし、 結婚へとこぎつけた。やがてタラが妊娠。すべてが順調で、 完璧に思われたとき、残酷な真実がタラの耳に飛びこんだ。 嘘よ! 愛する夫が最初から私を欺いていたなんて……。 今もたくさんの読者からのアンコールが鳴りやまない人気作家、ルーシー・モンローが描く、心を揺さぶる珠玉の名作をお贈りします。心に深い傷を負ったヒロインがようやく出会った運命の人。つかみかけたはずの幸せは、思わぬ形でひび割れて……。

麗しの料理番麗しの料理番

二人に未来はないとわかっていながら、 料理番は、貴族の誘惑に身を捧げた。 ナンシーはマサートン伯爵の娘だが、それは誰も知らないことだった。 冷酷な父親に虐げられて育った彼女は家も名も捨て、料理で身を立てた。 平民でかまわないーーレディの身分に未練などないから。それなのに、 ナンシーは貴族のガブリエル・レイヴンショーに恋をしてしまった。 大怪我をして雑木林に倒れていた彼を見つけ、寝ずの看病をし、 滋養のある食事を作り続けた。会話ができるほど回復した頃には、 ガブリエルはナンシーにとって、ただ一人の愛する男性になっていた。 活力を取り戻した彼に「身分差など関係ない」と熱く求められ、 ナンシーは無垢な身を捧げたが、このときまだ、彼女は知らなかった。 ガブリエルと、彼女の秘密の生家マサートン伯爵家との関係を。 ガブリエルが大怪我をして倒れていた理由と、マサートン伯爵家との関係が明らかになっていきます。ナンシーは彼の助けになりたい一心で危険な生家に戻ることを決意しーー。一途なヒロインの健気な愛と献身に胸が熱くなる、サラ・マロリーの感動作!

花婿への愛は秘密花婿への愛は秘密

孤高の富豪に捧げた夜は、 無垢な乙女に思わぬ誤算をもたらした。 リアは友人のバレエ公演会場のロビーで途方にくれていた。 チケットが見つからない……。と、現れた美貌の黒髪の男性に チケットを譲られ安堵する。いったい誰なのかしら? その夜、公演後の祝賀パーティで偶然再会した彼は テオドロス・サバスーーギリシアの富裕な銀行CEOだった。 身長が高すぎるのがコンプレックスで恋に臆病なリアだったが、 彼の巧みでセクシーな誘惑に、初めての情熱をかきたてられ、 気づけば熱く応えていた。ああ、彼は明日帰国してしまうのに。 なぜこんなにも彼に惹かれるの? 純潔を捧げたリアは、 やがてテオの銀行を訪ねるーー妊娠を告げるために。 リアが銀行の受付で追い返されかけたとき、現れたテオは、妊娠を知ると、子供のための別居結婚を提案。リアは愛のないプロポーズにショックを受けますが、おなかの子を思うと拒めなくて……。セクシーな作風で人気のN・アンダーソンが綴るピュアな初恋物語。

伯爵の不都合な花嫁伯爵の不都合な花嫁

伯爵家を継ぐ貴公子にとって、 私は不都合な花嫁でしかないのに……。 テンパーは恋多き母のせいで、上流階級の口さがない人々から、 どうせ娘も同類だろうと、いわれなき噂を立てられていた。 男性に対してトラウマのある彼女は、母とは違うのに。 ある日、テンパーは父に強いられて社交界デビューが決まり、 兄の親友で伯爵家子息のギフが護衛を務めることになった。 手が触れただけで甘い衝撃の走る彼が、そばにいるなんて……。 戸惑うテンパーだったが、舞踏会が開かれた屋敷の寝室で、 期せずしてギフと二人きりでいるところを他人に目撃され、大騒動に。 テンパーの評判を守るため、ギフはやむなく彼女に求婚した。 夫婦の契りを結ばない、白い結婚ならとテンパーは答えるがーー 妻にするなら成熟した上品で穏やかな淑女でなければならないと考えていた貴公子ギフ。それが蓋を開けてみれば、じゃじゃ馬のテンパーを娶ることに。しかも、彼女は夫となるギフに、ベッドをともにしない代わりに、よそで自由に遊んでいいと言うのでした……。

クリスマス・セレクション イブの告白クリスマス・セレクション イブの告白

トニーは高校時代の友人の訃報を受け、急遽故郷に戻った。友人はミリセントという悪女のせいで、自殺に追い込まれたという。猛烈な怒りに駆られたトニーは、弔問に現れたミリセントを罵倒し、憤怒の形相で詰め寄った。とたんに彼女の顔は青ざめ…(『指輪はイブの日に』)。3人の子供に手を焼く実業家ニックの屋敷に派遣された、天使のベス。子守をすることが使命だと思ったが、ひどく不幸せそうな彼を見て、自分は彼の心を救うために天上から遣わされたと気づく。ベスはニックの心に人間らしい感情をよみがえらせるが、いつしか彼に恋をしてしまう(『地上に降りた天使』)。5年前、ヘレナは憧れの子爵カールトンと結婚したが、翌朝夫は失踪した。その後妊娠がわかり、夫の家族に財産目当てと冷遇されながらも懸命に息子を育ててきた。ある日、みすぼらしい姿の男が現れ、ヘレナの前で倒れる。それは死んだと思っていた夫だった!(『帰ってきた子爵』)。アリーはクリスマス休暇を過ごすため、スペインのピレネー山脈にやってきた。宿泊先のホテルで出会ったのは、巨大ホテルチェーンの経営責任者デス。女性不信に陥っているデスは、アリーに対して何かと不機嫌な態度をとった。ところが彼女の暗い秘密を知るや…(『アリーの秘密』)。

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