小説むすび | 出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン

出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン

伯爵と幼なじみの秘密伯爵と幼なじみの秘密

ついに幼なじみの一線を越えたのに、 ふたりの恋の糸はあまりに儚くて……。 パリで働くエレーナのもとに、ある日、幼なじみのルカが訪ねてきた。 平民である自分と、公爵家に生まれて今や伯爵となったルカ……。 エレーナは父の仕事柄、王侯貴族の子どもたちの近くで育ったが、 いつも疎外感を覚え、昔からルカへの気持ちを抑える癖がついていた。 しかし久々に再会し、エレーナの仕事の成功を祝って乾杯したふたりは、 懐かしさとほろ酔いも手伝って、ついに一線を越えてしまう。 やがて妊娠を知ったエレーナは、いずれ告げなければと思いつつも、 言葉にできずにいたーー独身主義の彼が家庭を望むわけがないから。 そんなエレーナの気も知らず、ルカがとどめの一言を放った! 「あの夜はしくじったと思っている。すべて忘れて友達に戻ろう」 喧嘩の絶えない家庭に育ち、愛や結婚を信じなくなった伯爵ルカと、愛情深い両親を持ち、愛し愛される結婚を望むエレーナ。幼なじみとしてずっと変わらずそばにいたエレーナの愛に、ルカが気づく日はくるのでしょうか? 悩めるシンデレラの、身分違いロマンス!

シンデレラ・ウェイトレスシンデレラ・ウェイトレス

彼への愛は果てしなく広がっていく。 このアマルフィの海のように。 幼いころ母親に捨てられたミカは、里親の家を転々としたあげく とうとう住む家も、頼れる人も失ったつらい過去を持っている。 そのせいで、人に心を許すことができなくなってしまったが、 今ひょんなことから家に泊めている旅人ラウルとは、意気投合した。 魂は激しく惹かれ合っているのを感じても、貴重な友情を大事に、 ミカはラウルへの恋心を懸命に封じていたーー暴漢に襲われるまでは。 ラウルに危機一髪のところを救われ、強い腕に抱きかかえられながら、 まるでお姫様のように大切に扱ってくれる彼への愛を自覚した。 まさか、彼がほんとうに地中海のさる王国の皇太子で、 母国に国王の決めた許嫁がいるとは思いもせずに……。 ウェイトレスのミカは相手が高貴な身分とも知らず、自分の職場でラウルに皿洗いの仕事を紹介してしまいます。そんなミカとの生活を楽しむラウルですが、迫りくる許嫁との政略結婚を前に、終わりの見えている恋には踏み出すまいと、それ以上の関係を避けて……。

隠れ公爵と清らな花隠れ公爵と清らな花

公爵とは知らずに捧げた、 ただ一度の愛だったのに……。 平民の父を持つロザリンドは、母方の親戚の貴族たちに疎んじられ、 そのつらい経験のせいで上流階級を避けて生きてきた。 足の不自由な弟と幼い義理の弟妹のため、結婚もとうにあきらめていた。 ある日、優しかった継父の死を機に、あくどいおじに家を奪われ、 逃げた先で美しい銀の瞳の旅人レオと出会って心を通わせる。 だがいずれロンドンへ帰る彼を思い、ロザリンドは胸を締めつけられた。 そして生涯でただ一度だけ、愛しい人に身を捧げることを自分に許すが、 ロザリンドが無垢だとわかるやいなや、レオの態度が豹変した。 じつは公爵の彼は、自分に群がる女たちに辟易し、こう思っていたーー 彼女も僕の身分を知って、公爵夫人になるために誘惑の罠を張ったのか! 親戚やその周囲の非難がましい貴族たちと顔を合わせ、蔑まれ冷遇されることを考えると、今も怖くてたまらないロザリンド。そんな彼女は、愛を捧げたとたんに冷たくなったレオとロンドンで運命の再会を果たし……。大好評を博した『伯爵と壁の花』の関連作です。

望まぬ花嫁望まぬ花嫁

乙女の心を奪っておきながら、 愛にこたえない狼男爵。 兄の友人、ウォーリック男爵レイナーとの出会いは鮮烈だったーー 彼が宮廷の一室に立つと、室内が静まり返った。 人波が割れ、狼のように野性的でいて優雅な彼が目の前に現れた瞬間、 エリザベスは生まれて初めて男性に心を奪われたのだった。 翌日、兄に会いに来たレイナーと再会したエリザベスは、 遠くに住む彼にもう二度と会えないと思うと胸が苦しくなり、 彼をもっと知りたいと切望するあまり、口づけを交わしてしまった。 すると、それを兄に見咎められ、二人は結婚を余儀なくされる。 しぶしぶ求婚するレイナーの冷たい表情に、エリザベスは青ざめた。 花嫁になるのなら、望まれて迎えられたかったのに……。 宮廷で初めて会ったとき、恋に舞いあがるエリザベスとは違って、レイナーはちらりと一瞥するだけで彼女に興味を持ちませんでした。そんな女性も愛も信じない彼との結婚生活は、夢に思い描いていたのとは異なる、夫婦なのによそよそしくされるつらい日々で……。

億万長者は結婚嫌い億万長者は結婚嫌い

赤ちゃんを待ちわびる彼女が知ったのは、 見ず知らずの父親の存在ーー 天涯孤独のリーザは、人工授精を受けた病院から驚愕の知らせを受けた。 お腹に宿した小さな命が、大富豪ジャレド・スティールの子だというのだ。 施術当日に会った、魅惑的な男性ジャレドーー結婚に興味がない彼は、 跡継ぎをもうけるため代理出産を依頼したと話していた。 しかし代理母が約束の時間になっても現れず、 たまたま予約時刻を変更していたリーザが人違いされたのだった。 ジャレドは大金を呈示して子供を渡すよう要求してきた。 無理よ、大切な私の赤ちゃんを渡せるわけがないわ。 でも、裁判になれば大富豪の彼に勝てる見込みなどない……。 ああ、いったいどうすればいいの? 赤ちゃんを巡る心温まるストーリーを描いてハーレクイン・イマージュで大人気のテレサ・カーペンター。今作では、珍しくドラマチックでホットな物語を書きました。思いがけない運命に翻弄される心優しきヒロインの一途な恋心に涙を誘われます。

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP